会議で「頭が良く見える」話し方は、“3つの大原則”を押さえるだけで身につく

 

大原則1 結論から話す。その後で、理由とデータを挙げる。

私たち日本人は、小学校の頃から、 起承転結や三段論法を習っているせいか、 結論を最後に持ってきがちです。また、 最初に結論を言わないのは、 自分の意見を言わずに、みんなの意見を聞いた上で、同調圧力に屈した方がラクと思っているせいかもしれません。

だからこそ、「賛成」か「反対」か、あるいは「A案」か「B案」か 、 結論からはっきり書かれたり言われたりすると、インパクトが大きいのです。

読者のみなさんの中には、 経営者や部門リーダーもいらっしゃるでしょう。日々 リーダーが求められている決断は、いつもシンプルかつ重いものです。

このまま進むか、それとも撤退するか。

右に舵を切るか、それとも左に舵を切るか。

アクセル・ブレーキ・ハンドルを、 自分自身の決断で操作 しなければならず、それはそれは 孤独な意思決定 なのです。

もしも、 決断に迷い部下に意見を求めた時 に、データや理由を並べては 結論をなかなか言わない部下 と、 最初にはっきり結論を言ってから理由を話す部下 がいたら、 どちらを信頼する でしょうか?

経営者向け勉強会では、 コンサルタントやシンクタンク研究員 に限って、 事前に山ほどデータやグラフを見せて説明をする シーンによく出くわします。そんな時、 せっかちで日々即断を求められている経営者 は、こう叫びたくなるでしょう。

「まずは結論から言ってくれ」

ですから、 レポートにせよ、会議での発言にせよ、次の順番で簡潔明瞭 に回答しましょう。

順番1 結論から 「私は〇〇すべきだと考えます」
→なるべく短く簡潔に

順番2 次に理由を 「その理由は3つあります」
→3つぐらいがちょうどいい。7つを超えると人間は判断できない)

順番3 最後にデータ「その裏付けとなるグラフと図解で説明しましょう」
→データよりグラフ。グラフより図解

どうです。 頭がよく見える? でしょう???

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