顧客増加のヒントは自分の中にある。「また会いたい」記憶に残る接客がその答え

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営業マンや販売員にとって「いかに顧客を増やすか」は永遠の課題。そのテクニックについてはさまざまなノウハウが無限に語られていますが、今回ユニークな顧客増のヒントを紹介しているのは、接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさん。坂本さんは自身の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』で、「もう一度会いたい店員さんを思い出し、その理由を見つける」という方法をレクチャーしています。

もう一度会いたい人

いきなりの質問ですが、自分がこれまでに行ったお店の店員さんで、もう一度会いたいなと思う店員さんはいますか?

どんなお店でも結構です。

思い浮かべましたか??

さて、ではもう一度聞きます。

その店員さんにもう一度会いたいと思う理由はなんでしょうか?

私ももう一度会いたいなと思う店員さんは結構います。会える人には直接会いに行きますが、すでに住む場所が変わったため、簡単に会いに行くわけにはいかない人もいます。ですが、それでも「もう一度会ってみたいなぁ」と思う店員さんがいます。

例えば、パッと思いつくところだと、Stussy(ステューシー)というブランドの若い店員さんです。20歳を少し過ぎたくらいの方だったと思いますが、ある時、知人へのプレゼントを探しに行った時にとても良い接客をしてくれました。私が悩んでいる理由もちゃんと理解してくれましたし、数日考える時間もくれてとても親身になって接客をしてくれたのです。インスタも教えてもらってDMでやり取りもしたので、とても記憶に残っていて、これを書きながら今もちょっと会って話をしたいなぁと思ってしまいます。

これ、何が言いたいかと言うと、ここで出てくる理由というのが、顧客を作るためのヒントになるという話なんです。

顧客を増やしたいと思う時、

「こうすればお客様は喜んでくれるんじゃないか」
「こうすれば顧客になってくれるんじゃないか」

といったことは誰でも考えることができます。しかし、それが必ずしも正解かどうかはわかりませんし、販売員としての視点で考えるお客様の思考というのは意外とよく分からないものです。でも、自分が顧客になる理由であれば誰でもわかります。先ほどのStussyの店員さんを例に挙げれば、私の場合は、

  • 親身になって接客をしてくれたこと
  • インスタを通して連絡を取り合ったこと

などが、もう一度会って話をしてみたいと思う理由です。それだけ記憶に残っているわけですから、これが一つの顧客づくりのためのヒントになると言えます。

そう考えると、もう一度会いたいと思う人をたくさん思い浮かべて、その理由を見つけることができれば、それだけお客様に顧客になってもらえるような接客のヒントを手に入れられるということでもあるわけです。

顧客を作りたければ、まず自分が何をもって顧客になろうと思えるのかを知る。そこからスタートしなければ、なかなか答えは見えてきません。ぜひ普段から考える癖をつけておきたいですね。

今日の質問です。

  • もう一度会いたい、なぜか記憶に残っているといったお店の店員さんを何人も思い浮かべてみましょう。
  • そう思う理由はどんなものでしたか?

image by: Pierre Aden / Shutterstock.com

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【著者】 坂本りゅういち 【発行周期】 日刊

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