【ISISクソコラ】NY在住者が体感したリアルな高評価!

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(2)米国ネットユーザーの反響

まぁ、海外メディアの報道が、『ISISクソコラグランプリ』のようなものに対してまで、日本に好意的に書かれているのは、上述の通り、マーケティング戦争の真っ最中だったことから勘案すると、当然のことなので、いちいち詳しくその報道内容を解説する必要は、さほど感じられないが、確かに、こんな現象は、日本以外の国々では、これまでなかったミーム(Meme、ブームの意味)だろう。

イスラム国の恐怖を煽るマーケティングに対抗して、欧米諸国はこれまで様々な方法を試してきたが、ほとんど効果がなく、『ISISクソコラグランプリ』のようなものが、本当に一番効果的な対抗策になるのかもしれない。

そう言えば、かつて日本で大きな社会問題になっていた『暴走族』を抑制するために、その呼び名を『珍走族』にすれば良い・・・なんて指摘もあったっけ。

『暴走族』だとカッコ良いものと認識され、参加者が増えるが、皆が『珍走族』と呼ぶようにすれば、ダサい、カッコ悪いというイメージが定着していずれ衰退する、というアイデアだ。

つまり、恐怖によってコントロールしようという集団に対抗するは、一見、バカバカしく不謹慎に見えるようなものでも、ユーモアを用いて、からかったり、嘲笑するのが最も効果的ということ。

『ISISクソコラグランプリ』からそんな意外な発見や気づきを受けたのは、海外メディアの報道だけでなく世間一般人々についても、たぶん、同じだろう。

そう、このタイミングだと、海外メディアは総じて日本支援な反応になるのは当然だとして、じゃぁ、世間一般の人々、例えば、米国ネットユーザーは、この現象をどのように感じているのだろう?

そりゃ、日本の多くの人々と同じように、不謹慎だと不快とか批判的に思われる方もいるだろう。

でも、じゃぁ、いったいその賛否はどのくらいの比率なのか?

そこで、『ISISクソコラグランプリ』のようなミーム関連の話題に異常な強さを見せるBuzzfeedの記事から、そこに寄せられた感想コメントをご紹介しよう。

ここの感想コメントは、Facebookと連動しているのが大きなポイント。

基本的に実名登録が原則のFacebookと連動しているということは、誰が書いてるか分からない匿名コメントが存在しない、ということを意味する。

また、その感想コメントは、投稿された順に表示されるのではなく、「いいね」ボタンを押された数の多さで表示順位が変わる仕組みになっている。

つまり、この感想コメントを上位から順番にある程度見ていけば、だいたいの世論の雰囲気を把握できるというワケだ。

なお、分かりやすいように、好意的な意見には◇、批判的な意見には◆、のしるしをつけておく。

それでは、以下、その感想コメント上位の和訳をどうぞ。

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