10月から値上げ。お金のプロが火災保険の見直しを勧める理由とは

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保険料は安ければ安い方がいい? 見直しをすすめる本当の目的

豊福 「『心配事の9割は起きない』という話もありますが、自然災害に関しては万が一起きてしまった場合、備えがないと大変なことになりますよね。とはいえ、やはり実際に自分の身に起きてみないとその必要性を感じないという人もいます。こういった場合、どこから始めたらいいですか?」

中村 「まずはお住いの地域のハザードマップを確認して、どんな危険があるかを知ることから始めたらいいと思います。国土交通省のサイトからハザードマップが見られるので、自宅付近がどんな被害が想定されるのかを確認していただくことがベストです」

豊福 「そうはいっても、ハザードマップを確認する人は意外と少ないですよね」

中村 「そうなんです。なので、最初は『固定費を減らしましょう』と提案して、保険料の見直しをするよう提案します。

というのも、保険は一度契約すると、そのまま何年も同じ内容をかけ続けることが多く、実際のライフスタイルに合わなくなってくることもあります。

保険料の見直しというと、ほとんどが生命保険と思うでしょうが、同時に火災保険なども見直すことが必要です。生命保険もですが、火災保険も一人で見直すと、つい金額だけに目が行きがちですが、本当に必要なことは『万が一』の時に、どれだけ自分や家族を守れるかということが一番大切です。

そこをファイナンシャルプランナーが、実際の事例などをもとに、現在どんな災害が予測されるのか、現在の保険内容は必要十分なのかなどをわかりやすく解説するのです。

その結果、保険料が安くなることもあれば、逆に上がることもあります。仮に上がったとしても、万が一の時にはしっかりと保険でカバーできるので、最終的には生活再建に十分な保険が下りるということもあります」

豊福 「目先の出費額だけを考えるのではなく、本当に困った時に助けてくれる保険に入っておくことが大事ですね。実際に被害に遭った場合、国からの災害認定をもらうのは非常に難しいでしょうし」

中村 「本当にそう思います。そのため『自分の資産は自分で守る』という意識を持つことが必要です。もっとも大切なことは、自分が何の保険に入っていて、どんな時に保険料がいくら降りるかを知っておくことです。それを知っておくことで気持ち的にも心配事が減り、安心して暮らせますよね」

豊福 「それは大きいですね。2022年10月の火災保険が値上がりを前に、保険料と内容の見直しをしてみるのもよさそうですね」

(『豊福公平の夢を叶えるハート&マネー』2022年5月14日号より一部抜粋。全てお読みになりたい方はご登録ください、初月無料です)

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外資系生命保険出身の元ライフプランナー。 2005年にハイパーレスキュー隊員(公務員)からライフプランナーに転職。入社以来、毎年社長杯入賞、毎年MDRT(Million Dollar Round Table=世界71の国と地域に会員を持つ組織。毎年世界中の生命保険・金融サービス専門職のトップクラスのメンバーで構成される)入会の快挙を果たす。 新規のお客さまの世帯数は毎年100世帯を超えるトップセールスマンにまで成長することができた。 現在、Gift Your Life株式会社代表取締役社長。
人生設計のアドバイスをするとともに、エグゼクティブトレーナーとして経営者や組織のリーダー、人脈を構築したいビジネスパーソンに向けて「人脈開拓のための究極のリーダーシップ」を提供している。 著書に『たった20秒ではじめて会うお客さまの心をつかむ技術』(KADOKAWA)、『すごい交渉術』(SBクリエイティブ)がある。

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