司馬遼太郎が見抜いていたロシアという国の本質。何も変わらない強欲な素顔

Evening light on Red Square. The St. Basil's Cathedral and the Spassky Tower in the rays of the setting sun.
 

銃と大砲こそがロシア人を象徴するものであると司馬さんは喝破していますが、現在は核とミサイルがロシアを象徴するものなのでしょう。

ロシアの対外行動には、一つの法則がある…異民族地帯に乱がおこったときに、救援をもとめてくる一派の勢力に加担し、その一派から出兵を要請されたとして出兵し、そのあと「法を改め政を匡す」(ロシア領にする)(p220)

司馬さんはロシア人は個人としては人が好いということもわかっているし、ロシア人は役人となると別人になるということもわかっているといいます。

私には、イヴァン4世(雷帝)の時代から、力による恐怖こそが支配者がロシアを統治する秘訣であるということも変わらないのだと感じました。

日本人を見ていても、江戸時代の鎖国の時代から防衛力としては貧弱であったし、明治維新や敗戦で体制が変わると、素早く変身してしまう。国民性というものは、そんなに簡単に変わらないのかもしれないと感じました。

やや古い本ですが、ロシアの歴史を学ぶ副読本としておススメします。

司馬さん、良い本をありがとうございました。

【私の評価】★★★★☆(85点)

<私の評価:人生変える度>
★★★★★(お薦めです!ひざまずいて読むべし)
★★★★☆(買いましょう。素晴らしい本です)
★★★☆☆(社会人として読むべき一冊です)
★★☆☆☆(時間とお金に余裕があればぜひ)
★☆☆☆☆(人によっては価値を見い出すかもしれません)
☆☆☆☆☆(こういうお勧めできない本は掲載しません)

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著者/本のソムリエ(読書普及研究所代表)

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