旦那の機嫌がその時によって激しく変わる
そして後者の“旦那の機嫌がその時で変わる”場合。確かに人間だから、機嫌が悪い時もあれば、良い時もありますよね。でも機嫌の良し悪しが激しい夫はそういう気持ちのスイッチングができない人です。
もし職場でイヤなことがあったとしても家に帰ってきたら気持ちのスイッチを変えたっていい。
職場は職場、家庭は家庭だから、家に帰ってきたら外での気持ちを引きずらないで穏やかに過ごしたっていい、はずですが、それができない。
そして、怒りの導火線が短いのですぐに・些細なことで怒りだします。気に入らないこと・不快なことが、頻繁にあります。
貴女に対して不快というわけではなく(そういう場合もあるかもですが)誰に対しても・どんなシチュエーションでも怒りの沸点がはじけるのです。
だからもし、旦那が家に帰ってきたタイミングで不快な顔をしていたとしても。もし旦那がイライラを家の壁や家具にぶつけていたとしても。それは貴女のせいじゃない、です。
旦那が自分の感情コントロールができずに周囲にそのはけ口を当たり散らしているだけ、ですから。
つまりは自分で自分をコントロールできない、幼い大人、ということです。
ここでもし貴女が「あなたがもっと気持ちを抑えてくれたり感情のコントロールができるのなら、私はあなたともっと仲良くできるのに…」と相手に望んだとしても、それは「相手に変わって欲しい」と願うことなのでなかなかそれが叶うことはありません。
また「私は悪くない。悪いのは相手だよ」と思っていたとしても、“自分=正義、相手=悪”という構図で見ているならば、相手もまた“オレ=正義、嫁=悪”という構図で見ているため、争いや勝ち負けが出ることになります。
結局それは貴女と旦那との関係性から起きている出来事なので、「どちらが正義でどちらが悪か」という観点で解決することは難しいです。
なので、「旦那のイライラは私のせいじゃない。勝手に旦那が一人でイライラしてるだけ」と思ってください。「コドモな旦那だからなぁ。自分の気持ちを自分で発散できないのね…。かわいそうね」と思ってください。
相手を責めること・相手を正そうとすることは、相手に対する批判や否定的な感情も混ざってくるので得策ではありません。なぜならここにあるのは、「私ばっかり…!」という思いだからです。
私ばかりが○○だ。私だけが損をしている。私だけ大変な思いをしている…。こういう思いがあるとしたら、相手を気にしている状態=「他人軸」になっています。
これは相手に「軸」を渡しているようなもの。なので、自分に「軸」を戻していく方向へシフトしていくのが自分を中心にした生き方ができるのかなと思います。
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