夫婦関係がこじれる原因は“あれ”がないから。増やすためには何が必要なのか?

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「●●がない」は夫婦関係崩壊のサイン

夫婦関係の改善ためには話し合うしかないよね、というお話をしてきましたね。話し合いってチョー大事ですが、その結果・・・というかその後の振る舞いもチョー大事なんですよ。

まず、話し合ってみるといろいろなことが分かるものです。特に自分が勝手に推測していたことが、まさに勝手な思い込みに過ぎなかったのだということがハッキリします。

推測なんてそんなモンなんですよ。相手にも合理的な知性があるんですから、「イジワルするつもりでナニかしたんじゃない」んです。そうした方がいいと思えるナニか事情があるんです。もう一方が気がつかないだけでね。

で、その推測を訂正し、自分の考えやヒモ着いた悲しさや苦しさをぶちまけるんですよ。なんかこう、ホットしつつも興奮状態ですよね。そのとき「その結論を忘れないこと」です。

子供の教育についてでも転職についてでもいいんですが、そこでなんらか出た結論を胸に刻み「それに沿った行動をする」ことです。一緒に塾を見に行くとか、転職活動の進捗を報告するとか、状況と問題を共有するための手段が出てきたはずですよね。

それに、せっかく思いの丈をぶちまけたんですよ。しかも、相手はそれをちゃんと聞いてああしようとかこうしようとか結果も出たんです。それなのに、それを忘れちゃあダメでしょ。「忘れるわけないじゃん・・・」って思います?それがそうでもないんです。

お悩みを聞いていると、ここまでくる夫婦はソレナリにいるんですが、興奮したハイテンションの話し合いが終わると元の行動パターンに戻ってしまうことがあるようなんです。

とりわけ元に戻ってほしくないのは「会話を続ける」ということです。また会話をしない行動に戻っちゃうんですよ。でも、会話はほぼすべての夫婦にとって有用です。

というか、これしか手がない。「初手にして最終手段です」から。

一緒に生活しなくてもエッチしなくても、終わらないけどしゃべんなくなったら夫婦は終わりです。

そして、人生は変化するものです。

大騒ぎして出た結論も事情が変われば通用しなくなります。そのときにまた二人で話し合う必要があるわけです。会話を続けていなければ、再び問題が共有されず、片方がよかれと思ってやったことが裏目に出たりしますから。

男性に顕著な問題のすり替え。本質的には夫婦間の会話のなさが問題で、それを増やしていくしか解決の道は無い。ちゃんと話して、その結論を守れ。というのが、このシリーズの結論でした。

出典:メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』

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