日本企業を牛耳る「経団連」の中身が“老人クラブ”と揶揄される理由

Tokyo, Japan - March 20, 2019: Sign of Keidanren (Japan Business Federation) on the head office building in Tokyo, Japan, an economic organization founded in May 2002 by amalgamation of Keidanren.
 

日本を代表する上場企業って、そのほとんどが古くからのビジネスモデルを踏襲することしかできず、パラダイムの変化を自ら成し遂げたなんて会社は、数える程しかないんです。生保、損保、銀行、商社、建設、飲料、証券、家電、IT、製鉄、電力、運輸、旅行などなど、歴史はあるかもしれませんが、社会を変えるイノベーションを起こすようなビジネスモデルじゃないんです。

厳しい言い方をしたら、古き良き時代の牧歌的なビジネスを、純粋培養の老人たちが、図体の大きな会社を使ってそれなりに上手に運営しているだけなんです。ですから経団連に入っている企業の株価が跳ねて、テンバガーになることはほとんど無いんです。つまり、この団体からはグーグルも、テスラも、マイクロソフトも、フェイスブックも、ネットフリックスも生まれないのです。というか、そのような会社の萌芽を力を合わせて潰してきたのがこういう団体なんです。

そんな人たちが経済界のリーダーとして君臨というか、のさばっているのが日本という国で、これって田舎のロータリークラブそのものなんですよ。

このことに、若者たちは怒りを表明しなきゃダメだと思いますよ。こんな老人クラブの面々が、自分たちの既得権益を守るために団結していたら、若者たちが溌剌と活躍できる環境が生まれるわけがないんですから。

年寄りの何が問題かというと、自分たちは30年後、40年後にこの世にはいないということです。自分たちが確実に死んでいるそんな未来の社会のあり方を、誰が責任を持つべきかといえば、これは30年後、40年後に確実に生きていて当事者になっている若者なんですよ。20代、30代、どんなに歳を取っても40代が中心となって、これからの社会のあり方を考えるべきなんです。

彼らのアイデアが幼稚で、失敗しそうなモノであっても、その責任を取るのは彼ら自身であって、今の老人たちはその頃には彼岸の彼方にいるんですから、迷惑は掛からないわけで、だから彼らが口を出す謂れも無ければ、老人のいうことを聞く必要もないんです。はっきり言えば、

 ● あんたらジィさんたちは、もう余計な口を出さなくて良いんですよ

って言わなきゃならないの。いつまでも表舞台でふんぞり返っていないで、とっとと隠居して、その椅子を明け渡して下さいっていわなきゃならないんです。

(無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』2022年9月7日号より一部抜粋)

image by: JHVEPhoto / Shutterstock.com

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【著者】 佐藤しょ~おん 【発行周期】 平日刊

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