解説
ミャンマー軍はロシアや中国と特別な関係をもって武器を輸入しています。
そしてその武器を国内の反政府派の弾圧に使っています。
話を聞いた彼によると「4月の空爆は世界的に広く報道されましたが、これは日常的な事になっています。軍政権に反対派の多い村は空爆されています」との事です。
またインフォーマー(情報提供者)と呼ばれる軍の協力者がいて、普通の会話の中で軍に批判的な発言をした人は密告されたりするそうです。
日本はミャンマーと歴史的に関係が深くODAの額も世界一でした。また昨年12月時点では自衛隊がミャンマー軍を訓練生として受け入れていました。
世界的な批判の高まりから、今はODAの拠出もなくミャンマー軍の訓練生の受け入れもストップしています。
しかしながら、古い付き合いがあるのでしょう。
クーデター後もミャンマーを訪れ、ミャンマー国軍の閣僚らと面会し、ミャンマー軍擁護の発言を繰り返す国会議員もいます。
こういった状況をしっかりと見ていることは大事なことです。
そして、「見ていますよ」というメッセージ出すことがミャンマー軍政権や日本の政治家に対する抑止力になると考えます。――(この記事はメルマガ『在米14年&起業家兼大学教授・大澤裕の『なぜか日本で報道されない海外の怖い報道』ポイント解説』5月28日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はこの機会に初月無料のお試し購読をご登録ください)
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