続発するトラブルを受け、増加の傾向にあると報じられたマイナカードの返却数。これについて「微々たる数」とした河野太郎デジタル大臣の発言に、一部から批判の声が上がっています。今回の『きっこのメルマガ』では人気ブロガーのきっこさんが、ラジオ番組に寄せられた河野氏への国民の反応を紹介。その上で、大臣の姿勢に対する諫言を記しています。
「マイナンバーカード自主返納は微々たる数」河野ビビタル太郎大臣の憂鬱
トラブル続きのマイナンバーカードのグダグダぶりには開いた口がふさがりませんが、それに輪をかけて最悪なのが、河野太郎デジタル大臣の止まらない「暴言&失言」です。6月には新潟の講演会で、「マイナンバー制度を始めたのは旧民主党政権だ」「(批判する野党議員には)お前が始めたんだろ、と言い返したくなる」などと発言して問題になりました。そして今度は、7月8日の静岡と9日の兵庫で、「カードの自主返納が増えているという人がいるが、実際は微々たる数だ」「返納という言葉に惑わされるな」などと発言したのです。
7月10日(月)のTBSラジオ『森本毅郎 スタンバイ!』では、リスナーの声を聞く「トーク・ファイル」のコーナーで、さっそく、「河野大臣のこの発言をどう思うか?」というテーマでメールを募集しました。以下、番組で読まれた皆さんの意見を紹介して行きます。
東京都61歳の男性 「やはり二世議員なんですね。われわれが考えていることと、あまりにもかけ離れています。河野さん、返納する人の数ではないのです。国を信用できないから、カード返納という行動に出てるんですよ。カードの名前を変えるとか、河野さんこそ国民を惑わせている張本人だと思いませんか?もう黙っててくださいよ」
埼玉県日高市の男性 「河野さんは全国の1億人を相手にしているから、(返納者が)1,000万人ぐらいにならないと『微々たるもの』と無視するんでしょうね。そのくせ地元の数十人には気をつかって、お偉いさんなら一人だって忖度する。人間には序列があって日本には階層があることを前提とした発想なんでしょうか?困っている人がいたら一人でも手を差し伸べてほしいんですが、河野さんの頭の中には、その『国民一人』というイメージがないんでしょうね」
東京都小金井市43歳の男性 「相変わらず危機感のない発言ですね。返納している数が問題なのではなくて、返納する人が出て来ていること自体が問題なのですよ。これだけゴリ押しを進めて来たマイナンバー制度に不信感があって、それが返納という行為にまで及んでいるという、このことをもっと深刻に受け止めるべきだと思います。意識の低い大臣は、もうお辞めになったらいかがですか?」
島根県49歳の男性 「国民を見下(くだ)した、とんでもない発言ですが、『まあ、いつか何か言うと思ってた~』という感じで、驚きも怒りも感じませんでしたね。何人もの大臣が辞任して来た岸田内閣は、もう、こういう人しか残ってないんですね」
神奈川県55歳の男性 「河野大臣の発言は、まさに自民党政治の驕(おご)り以外の何物でもありません。反対する者にいっさい耳を傾けず、自分たちが決めたことはどんなことがあっても押し通す。自民党はもちろん、公明党の中からも反対の声が出て来ないことがおかしいと思います」
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