悪質な脱税集団「安倍派」パー券ウラ金をポッケに入れた自民党議員の名前&金額リスト

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文春オンラインが西村康稔経産相の政治資金「架空パーティ」開催をスクープするなど、国民からの自民党への信頼を地に落とすこととなった安倍派の政治資金パーティー券を巡る裏金疑惑に関連する新事実が連日のように報じられています。リクルート事件以上の大疑獄になるとの見方もありますが、当問題はこの先、どのような展開を見せるのでしょうか。今回の『きっこのメルマガ』では人気ブロガーのきっこさんが、政治資金パーティーを悪用し続けてきた安倍派の悪質さを詳説。さらに東京地検特捜部が全国の検察に応援を要請し、捜査本部を立ち上げた意味を解説しています。

極めて悪質。組織ぐるみで裏金づくりに励んだ脱税集団「安倍派」に迫る捜査のメス

企業・団体による政治献金は、「自民党」や「立憲民主党」などの政党への献金は認められていますが、政治家個人への献金は政治資金規正法で禁止されています。しかし、主に自民党の政治家は、2つの裏技を使ってこの法律の抜け穴を悪用し、企業・団体献金を自分の懐へ入れ続けています。

その1つが「迂回献金」です。自民党の政治家は国会議員だけでなく地方議員も、活動実態のない政党支部を作り、その窓口で企業・団体献金を受け付け、それを自分の政治資金管理団体へ迂回させ、ポケットに入れています。たとえば、麻生太郎議員の場合は、自身が代表をつとめる「自民党福岡県第八選挙区支部」で企業・団体献金を受け付け、それを自身が代表をつとめる政治資金管理団体「素淮(そわい)会」へと迂回させ、毎年、数千万円から1億円超の違法献金を手にしています。

客の出したパチンコやパチスロの出玉やメダルは、店内の景品カウンターで現金に換金すると賭博行為になってしまうため、そのホールは警察の手入れを受けてしまいます。しかし、店内の景品カウンターで、いったん「換金用の景品」に交換し、その景品を客が店外の別の窓口で現金に換金するなら、ワンクッションあるからOK…というのと同じ理屈です。

で、もう1つの抜け穴と言うのが、現在、自民党の「安倍派」を中心に絶賛炎上中の「政治資金パーティー」です。派閥ごとに行なわれている政治資金パーティーは、派閥の収入の8割を占めるほど利益率の高い集金イベントであり、これ自体は違法ではありません。パー券は1人2万円、飲み物は良くて瓶ビール、酷いケースでは「水と乾き物だけ」というパーティーもあります。

その上、たとえば1,000人のパーティーで1,000枚のパー券が完売したとしても、実際に出席するのは500人ほどなので、用意する飲み物や食べ物は半分で済みます。スタッフも若手議員が駆り出されるので、支出は会場代くらい。まさに「濡れ手に粟」のボロ儲けです。

そんな主催者側にとって美味し過ぎる政治資金パーティーですが、自民党の各派閥では、所属議員の当選回数や過去の役職などによって、パー券の販売ノルマを設定していたことが分かりました。今回、桜田義孝元五輪相が、「パー券のノルマ300枚が厳しいから」という理由で、所属していた「二階派」に退会届を提出したと述べました。桜田議員と言えば、失言の連発で一瞬のうちに五輪相を辞任しましたが、それでも当選8回の大ベテランで大臣経験者なので、幹部クラスのノルマは仕方なかったかもしれません。でも、毎回の600万円は厳しかったのでしょう。

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