なぜ、女子大生が祖父のあとを継いで「町中華」を繁盛させることが出来たのか?

 

祖父の味だけではなく、もっと若い層にも来てもらいたいと考え、新しいメニューも次々に考案しています。

「ステーキチャーハン」や「ドデカハンバーグチャーハン」をはじめ、大きな海老が2本のった「エビフライチャーハン」、エアーズロックと称される「豚角煮込み」、「牛すじハヤシライスセット」、「ローストチキンラーメンセット」、そして日替わりの「まんぷくセット」など、かなりインパクトのあるメニューで、お客さまを惹きつけています。

こうした面白メニューは、お客さまによるSNS拡散だけではなく、店主と相棒自らが、女性大生らしい発想でアピールしています。

InstagramやTikTok、X(旧twitter)を使い、新メニューの紹介や調理動画、営業のお知らせなどを配信しています。

時には、ダンスをしているところや2人のプライベートの様子など、観る人が興味を持つように作られています。

つけ加えると、この2人はなかなかの美形なので、若い男性は積極的に観てしまうのではないでしょうか。

美人だからという表現をすると、いまどきは〇〇ハラスメントだと言われそうですが、店員さんが美人であるという事実は、明らかに集客力を高める要素なので、美人がいるなら、接客をしたもらうことは必須なのです。

このことを本人たちが自覚しているのかどうかは不明ですが。

美貌と若さを武器に、柔軟な発想で大成功したのだと言えます。

若い感性で面白いことをして、いまどきのメディアを使いこなし、注目度の高い宣伝をしています。

女子大生が主体となって切り盛りする町中華。

この事例は特殊なのかもしれませんが、店舗経営の新しいカタチとして、古い商売人のお手本となるのではないでしょうか。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 佐藤きよあき(繁盛戦略コンサルタント) 【発行周期】 週刊

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