市議会においてすら虚偽答弁を繰り返した市教委
さて、AさんBさんCさんの相談を受け、市議会で果敢に質問をしている議員さんがいる。小平市議会議員の安竹洋平議員だ。
小平市においては、「小平市いじめ防止基本方針」があるのだが、現行の令和4年12月改定の以前は重大事態いじめの記載がほぼない状態であったという。
Aさんら被害者が声をあげることで、安竹議員が市議会で指摘し、この改定まで漕ぎつけたというのだが、教育行政がぶっ飛んでいたことはそれだけでも証明されていると言えるだろう。
安竹議員によれば、市議会における市教委の虚偽答弁も酷かったという。例えば、Bさんの被害では明らかに対応の遅れがあったのに、「迅速に対応している」と答え、保護者会で重大事態の説明を受けた事がある保護者がいないのに「説明をしている」と回答、市内部で弁護士から、いじめ重大事態の要件が整っているので重大事態として対応しようと指摘があったのにこれをし無かった事に対しても、そのような事例は「0件」だと答弁したりした。
また、学校が設置すべき「いじめ防止基本方針」において重大事態いじめ認定の要件の記載がなかったのに、記載はあると答弁し、これは誤りだったと認め修正したと後日認めた。
こうした経緯などがあり、市としての「いじめ防止基本方針」が改定となるわけだが、それまではいじめ対応のフローもなかったというから、法の要請としてのいじめ関係の環境整備も杜撰であったわけだ。
特にいじめ防止対策推進法は2013年に成立したわけだから、およそ10年落ちポンコツだったわけだ。車ならそろそろ買い替えの時期だ。
さらに問題は深い。
本3件のいじめと体罰、そして隠蔽や不作為など問題はもり沢山状態であるが、国民の権利の中でも民主主義を支えるとも言える情報開示請求のありようが小平市の事案では他市との様子が気持ち悪いのだ。
ん?そんなことあります?と何千件とやっている私から見ても、変だなと思えるところがある。
また、第三者委員会ともなっているという問題対策委員会も動きも異様だ。
つまり、まだまだ根深い問題が、小平市子どもを守る会のメンバーの3人と安竹議員と話していてわかってきたのだ。
この件については、次回2月23日発行の「伝説の探偵」で検証する。
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