教師が生徒に「殺してやろうか」いじめと体罰の街・東京都小平市が調査を拒んだ“脅迫と体罰地獄”

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東京都の多摩地区に位置する小平市。都心へのアクセスも良く自然豊かな街として知られていますが、「教育行政」は目を覆うばかりのものと言って差し支えないようです。今回のメルマガ『伝説の探偵』では、現役探偵で「いじめSOS 特定非営利活動法人ユース・ガーディアン」の代表も務める“いじめ探偵”阿部泰尚(あべ・ひろたか)さんが、いじめや教員による脅迫・体罰への小平市のあまりに酷い対応を、被害保護者の声とともに紹介。殊にとある案件については、「もはや地獄だと言っても過言ではない」との強い言葉で批判しています。

【関連】虚構話とニセ証拠で被害保護者を“モンペ”に仕立てる悪質さ。調査で浮上した「全国的いじめ隠蔽マニュアル」が存在する可能性

いじめ探偵も嘆息。暴力教諭と「共犯」東京都小平市の教育行政

2023年11月23日発行、まぐまぐニュースでは11月27日の掲載となった「虚構話とニセ証拠で被害保護者を“モンペ”に仕立てる悪質さ。調査で浮上した『全国的いじめ隠蔽マニュアル』が存在する可能性」。

読んでいない方は、ぜひとも読んで頂きたいところだが、この記事に多くの被害者から、共感するという声と同時に、ほぼ経験しましたという被害者からの声が届くようになった。

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今回は、小平市で被害になっているという任意団体のメンバーから被害報告があった。

2024年1月26日、ZOOM会議にて、小平市子どもを守る会のメンバーの3人にお話をうかがった。

メンバーの皆様は匿名ということなので、「Aさん」「Bさん」「Cさん」と表記する。

Aさん:息子が担任女性教諭から体罰やセクハラを受け続けPTSDに

Aさんの息子さん(当時小学6年生)は公立小学校に在籍中、担任の女性教諭から体罰やセクハラ行為をされたという。そしてこの行為に触発された同級生らから既に重大事態いじめと認定されるほどの暴力などを受けた。

教諭の行為についての一例を示してもらったが、授業中に被害児童を吊るしあげ、バカにして中傷し執拗に笑いものにしていたしトラウマになるほどしつように脇腹下腹部を指で突くという行為を行っていた。また、触発された他の児童が被害児童に暴行を行い、けがをしているにも関わらず必要な措置をしなかったという。

こうしたことが続き、Aさんの息子さんは嘔吐するようになり、登校しぶりの状態になったという。そして、これがさらに続き、PTSDと診断されて不登校となったのだ。

一般の方はPTSDの診断はすぐに出ると思いがちかもしれないが、特に若年層についての診断は難しいようで、PTSDの診断には医師は慎重になるという。つまり、小学6年生でPTSDまでの診断が出たということは、相当に酷い状態であったと想像できる。

事実として、吐き気めまい悪夢、フラッシュバックなどの症状が強くなり、PTSDの診断が出たという。

通常の学校であれば、この段階までいかずに対処するところだし、ここまでいけば大大問題になるが、小平市のこの小学校は全く違った。

不登校の間、学校との話し合いのために訪問したAさんによれば、息子さんの不登校を聞いて、同クラスの児童らが「や、やったーーー!」と喜んだり、「(Aさんの息子さんと)会ったら精神的に殺す。」と息子さんの友人に対して脅している様子を目撃したという。

異常極まりない状態がそこにはあったわけだ。

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