首都圏なら作業着は売れ続ける。ワークマンはどう生き残るべきか

Chiba,,Japan,-,April,30,,2020:,A,Branch,Of,Workman,
 

作業着の専門店としてスタートするも、今や女子向けやアウトドア製品の分野にも進出したワークマン。とは言え弊サイトでも既報のとおり、アウトドアに関しては「ワークマン離れ」が進んでいるという現実もあります。そんなワークマンに、「将来性」はあるのでしょうか。今回のメルマガ『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』では人気コンサルの永江さんが、同社のフランチャイズ加盟者からの質問に答える形で、ワークマンの今後について考察。その上で、質問者に商品ラインナップ等についてアドバイスしています。

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ワークマンに将来性はあるか?

Question

shitumon

永江様、いつも有益な情報ありがとうございます。質問させていただきます。現在、私はワークマンにフランチャイズ加盟しております。ワークマンは現状主にワークマンとワークマンプラスとワークマン女子がありまして、私の店は職人さんや建設土木作業員の割合が多いワークマンです。

ワークマンプラスもワークマンと扱ってる商品はほとんど同じ(若干カジュアル物が多い)ですが、既存ワークマンから名前と店舗什器を少し変えてリニューアルすると売上が上がるので名前だけ変えた所も多いです。最近増やそうとしてるのが作業服を扱わないワークマン女子(男性物も2、3割)で本部としてもそちら方面に力を入れているのかなと感じています。

作業服を使う人口は激減するだろうと思いますが、冬の電熱ベストや夏の空調服などバッテリーを使う高単価の商品も増えていて売上はまだ減っているわけではありません。ですが、将来的に自分の店をカジュアル寄りにしていくのか今のまま作業服を扱いながら本部指定の商品を売っていくのか悩んでおりまして、本部もいろんな業態を出して迷走しているのかなと思います。

永江様も昨年末におっしゃっていましたが、ワークマンは少しダサいですがワークマンアンバサダーなどのインフルエンサーなどの意見を取り入れた振り切った商品が出せるのが魅力かなと思っています。最近は安全靴ではない安い普通の靴やアウトドアシューズやスポーツ向けの靴が伸びているのを感じます。

フランチャイズの制限もありいまからだとSNSや広告など勝手にできないことが多いのですが、付加価値をつけるために刺繍機を導入してお店でできるようにしたり、今後外注していたプリントも機材を入れてお店でできるようにしようと考えております。

永江様のワークマンの今後についてのお考えをお聞かせいただき、何かアドバイスなどございましたらお願いいたします。

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