共済年金と厚生年金期間のある人が死亡した後、遺族年金はどうなるのか?

 

2.厚年加入中に死亡。

◯昭和42年8月4日生まれのA男さん(令和6年は57歳)

1度マスターしてしまうと便利!(令和6年版)何年生まれ→何歳かを瞬時に判断する方法。

絶対マスターしておきたい年金加入月数の数え方(令和6年版)。

20歳になる昭和62年8月から平成2年3月までの32ヶ月間は大学生だったので国民年金は強制加入ではなく任意加入でした。
任意加入しなかったのでこの期間はカラ期間となり、老齢の年金を貰うための年金受給資格期間最低10年の中に組み込むのみ(年金額には反映しない)。

平成2年4月からは地方公務員(一元化以降は第3号厚生年金被保険者という)として平成10年3月までの96ヶ月間加入しました。
この間の平均給与は28万円とします。

懲戒免職されて平成10年4月から平成22年9月までの150ヶ月間は国民年金未納。

平成22年10月から民間企業に就職して厚生年金(一元化以降は第1号厚生年金被保険者という)に加入して令和6年4月までの163ヶ月間働いていました。
この間の平均給与(賞与含む)は55万円とします。

令和6年4月30日に急病により死去(厚生年金資格は翌日の5月1日に喪失するので、遺族年金計算は前月の4月まで)。

死亡日時点の生計維持されていた遺族は配偶者である妻48歳と子20歳、17歳、13歳、6歳、そしてA男さんの母85歳でした。

遺族年金はいくら支払われるのでしょうか。


まず年金記録をまとめます。

・カラ期間→32ヶ月
・共済の厚年期間→96ヶ月
・民間の厚年期間→163ヶ月

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