コロナで引きこもり状態の女子大生を救う「行動力」が身につくコツ

shutterstock_1733115818
 

思いついてもなかなか行動に移せない。新しいことにチャレンジする一歩が踏み出せない。そんな状態にコロナ禍が追い打ちとなって、身動きできない若い人が多くいるようです。「なんとかしたい!」という女子大生の悩みに、メルマガ『子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育』著者の柳川由紀さんが答えます。柳川さんは、「行動力」は日々の積み重ねにより身につけられると、行動力のある人たちに共通する習慣を3つ紹介しています。

行動できる人になる

Question

shitumon

コロナで引きこもり生活が続き、自分が大学生なのかプー太郎なのかわからなくなります。そんな中でも行動力のある友人は勉強もバイトも、サークル活動もやっています。私もやろうとは思いますが、友人のように「すぐ行動を起こすこと」ができません。すぐに行動できる人間になるためのコツを知りたいです。(大学2年 女性より)

柳川さんからの回答

どんなときならすぐに行動できるかを考えると、ヒントが見つかります。例えば、周りからのサポートがあるときや期限が決められているときなどは行動しやすいでしょう。習慣になっていることは何も考えずに行動していますね。行動力が身につくコツをお伝えします。

1.モチベーションは無関係

行動するために「モチベーションを高めよう」と言われます。研修でモチベーションが上がったけれど、家に帰ったらモチベーションが続かず元通り、ということが多々あります。

モチベーションは「報酬」を得るための動機付けなので、報酬が得られなければ行動しません。ですから、行動力をつけたいのならば、モチベーションで動いていてはダメなのです。

2.習慣づける

実は、行動力は日々の積み重ねでできあがる「スキル」なのです。行動力がない人の多くは、面倒なことを後回しにしています。今できることはすぐにやる習慣をつけることが行動力を上げるための一番の近道です。「後でやろう」をやめて「いつやるのかを決め、そのとおりにやる」ことです。

3.失敗して当たり前

人は、目的があるからこそ行動します。行動しない人は、「行動しないことを目的にしている」とも言えます。つまり…「行動しないことでリスクが減らせる」と本能的に感じているのです。

例えば、失敗したらどうしよう、と言う精神的リスクや、時間がかかりすぎるかも、と言う時間的リスクなどです。そのようなリスクが、行動する時のブレーキになります。だからこそ、意識的に多少のリスクは、気にしないようにします。失敗して当たり前、という前提を持って行動することです。

すぐに行動するための「3つの習慣」

毎日の自分の行動の積み重ねが未来を作ります。行動力をつけるには、習慣づけることが先決です。何を習慣づけるかは、個人によりますが、行動力のある人たちに共通する習慣を3つご紹介します。

  • 何事も前向きに捉え、くよくよしない
  • 目的や目標を期限付きで明確に持つ(短期目標/長期目標)
  • やるべきことに集中し、無駄な時間を持たない

この3つのうちまずは1つ、ご自分にできそうなものを選んで習慣にしていきましょう。

image by: Shutterstock.com

家庭教育アドバイザー 柳川由紀この著者の記事一覧

家庭教育のプロとして、教育相談員の経験を生かしながら、親としての接し方のコツをお伝えします。子どもは、親のサポートの仕方でずいぶん変わります。子どもの能力を最大限に引き出せるよう、まずは親力をアップさせましょう。専門である教育心理学、家庭教育学をベースに家庭の中でできる「子どもを伸ばすためのコミュニケーション術」を「親の力」に視点を置き配信予定です。乳幼児、小学生、中学生、高校生、大学生など発達段階に応じた子どもへの声掛けを具体的にご紹介します。

有料メルマガ好評配信中

  初月無料で読んでみる  

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育 』

【著者】 家庭教育アドバイザー 柳川由紀 【月額】 初月無料!月額508円(税込) 【発行周期】 毎月 第1月曜日・第2月曜日・第3月曜日・第4月曜日(年末年始を除く) 発行予定

print
いま読まれてます

  • コロナで引きこもり状態の女子大生を救う「行動力」が身につくコツ
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け