ビットコインvs中央政府。マネーの「民主化」で世界はひっくり返る

20170912_bitcoin
 

以前掲載の「史上最高値の更新が続くビットコインは、第二の金になり得るのか?」で、ビットコインの可能性とアメリカ経済の危機について詳述したメルマガ『しんコロメールマガジン「しゃべるねこを飼う男」』の著者でNY在住の医学博士・しんコロさん。その予想は見事的中し、金やビットコインは大きく値を上げています。今回は、マスコミがビットコインの危険性を絶対に報じない理由と、米中央銀行が日常的に行っている「犯罪まがい」の行為について暴露しています。

当たった予言

3月7日配信のメルマガで、政治経済に不安が生じることで金やビットコインに人が押し寄せて価格が上がるかもしれないと書きました。振り返って見てみると、当時で金価格が1オンスあたり1205ドルだったのが、9月9日現在で1346ドルです。ビットコインに至っては13万円程度だったのが、今では3倍以上になり45万円を超えています。

ビットコイン価格が上がる理由は様々あってここでは詳しくは書きませんが、アメリカの政治経済が危機に瀕しているのが関わっているのは間違いありません。ドルのようにアメリカ政府が「刷りまくって・増やしまくって・借金しまくる」不正直な通貨がそろそろヤバイことに気づき始めた人たちが、自分や家族を守るために「セイフヘイブン(資産を安全に保存できるよりどころ)」を求め始めたのは大きな理由の一つです。

その一例は5000年以上価値が変わらない金や銀であり、そしてブロックチェーンという技術によって価値を得たビットコインです。ビットコインは金と同様に「数に限りがある」という特徴がある上に、「誰もインチキや操作ができない、ましてや政府が勝手に没収できない」という利点をもっているので、セイフヘイブンとして人が集まって来ているのです。

一方、日本のマスコミではビットコインの報道に関して「儲けた人が高級肉でバーベキューをしている」だとか「ビットコイン詐欺横行」だとか、くだらなすぎるネガティブな話題ばかりを取り上げています。

ちなみにNHK が番組で取り上げた「高級肉バーベキューをしていた人たち」はそもそも詐欺集団だったそう。詐欺師と投資家を区別できないような粗末な番組は見る価値ナシです。どのマスコミもビットコインの本質や可能性については全く取り上げずに、投機(ギャンブル)的な側面や、儲かった人たちを仕事もせずに金儲けした悪者」のようにしか取り上げないレベルの低さにはとても残念に思います。そんなことだから、僕がツイッターでビットコインの話題を出した時に、フォロワーの一部の方達が「しんコロはお金に困ってビットコインに手を出して詐欺に騙されているのでは?」という心配さえされてしまったくらいです(苦笑)。全然ちゃうんだってばー!と声を大にして言いたいです。

print
いま読まれてます

  • ビットコインvs中央政府。マネーの「民主化」で世界はひっくり返る
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け