企業規模に関わらず、若手と古株社員たちの間にすきま風が吹いているという会社は意外と多いようです。今回の無料メルマガ『ビジネス真実践』では著者で戦略コンサルタントとして活躍する中久保浩平さんが、そんな世代間のギャップや思い込みを解消し、社員同士の絆を深める具体的な方法を紹介しています。
対話をする
現在の新社会人、若手社員は、
- 物事に対して合理的でないと納得をしない
- 割に合わないことはやらない
なんてことが言われたりします。そして「ゆとり世代だから仕方がない」とか、「自分達と受けてきた教育が違うから自分達が先輩から教わったように指導しても全然思うようにいかない」という嘆きにも似た愚痴なんかも実際よく聞かれます。さらに「時代が違うし、仕方ないか」と諦めムードの経営者や管理職は非常に多くいます。
しかしながら「自分達とは受けた教育が違うから」とか、「時代が変わったから」などと思い込み、こちらの話は理解してくれないだろう、と卑屈になる必要などまったくありません。卑屈になって、腫れ物に触るような接し方をすれば余計にコミュニケーションは上手くいきません。
では、どうやってコミュニケーションをとると指導や教育は上手くいくでしょうか?
それは「自分の仕事」に対する思いや価値観、やりがい、「経営理念」に対しての自分自身の考えなど、仕事や会社にまつわることについて「語らう場」を作ることです。そのために、まず働くことの価値観に自分自身で向き合う(認識する・積極的に意識する)こと、他人との価値観の違いをお互いに認めることが必要です。その上でより良い組織づくり・目的達成のためにお互いの価値観を擦り合わせ「共通の思い」という価値観を新たに構築していく取り組みを行うのです。