量がたりなければ、必然的に「質」の低下も必然で、実際欧米では、パイロットの養成期間短縮のためにシミュレーションでフライト訓練を行い、「ホンモノの空を飛んだことがない」ままデビューするケースも出ててきているのです。
安全対策だけは絶対に手を抜かないで欲しいですが、賃金の低下、厳しいスケジュール、アウトソーシングなんてことが今後も続いていけば、会社へのコミットメントが低下するのは避けられません。
今後も空の情報は伝えていきますが、「どこのエアラインを選ぶか」というのは、今後顧客側に求められる能力になることは間違いありません。
今回のまとめ
- LCCなどの台頭により、世界中の航空会社でパイロットの人材不足が深刻化している
- 背景には燃費効率のいい航空機を大量に購入し便数を増やしたことが影響している
- 今後は顧客側が安全面でどこの航空会社を選ぶか、その目利きの能力が必要になる
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『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』(2017年12月6日号)より一部抜粋