流行中の「手足口病」、かかれば大人も重症化。予防法と対処法を現役鍼灸師に聞く

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全国的に流行が見られる手足口病。子どもの感染症として知られていますが、抵抗力が落ちていると大人もかかる可能性は十分にあり、しかも重症化することがあると『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』の著者・鈴木宣博さんが警告しています。予防法とかかってしまったときの対処法もあわせて紹介しています。

はやりの手足口病、予防法と対処法

6月から各地ではやっている手足口病。子供の感染症ですが、抵抗力が落ちていると大人の方もかかり、重症化することがあります。症状は手足と口の中に水疱や腫れ症状がみられ、発熱するのですが、患者さんのコンディションにより症状の程度に差があります。

ポイントはカラダのむくみ具合

梅雨に入るころから低体温で内臓が十分に働けないかたは、むくみます。お腹が冷えていると、手足口病に感染した時に高熱を出して、身体は症状に対処しようとします。結果、腫れ症状もつよくなります。

反対に、梅雨時でもカラダをよく動かして体温がたかく内臓の働きが高まっているかたは、こうした感染症にかかっても高熱を出さずに抵抗できます。高い熱を出さない分、腫れ症状も軽いですから経過も楽です。

かかってしまったら

症状はカラダの末端や口の中ですが、お腹を温めてむくみ取りができると経過が楽になります。腹巻を巻いて風に当てないようにすごしていると、腫れ症状もおさまりやすいです。また、口の中が痛くて水が飲めないときには、小さい氷を口の中で溶かしながらゆっくりと水分補給をすると楽だったりします。

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『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』 Vol.123より一部抜粋

著者/のぶ先生
臨床歴20年の鍼灸師。東京都杉並区在住。「やさしい鍼」という流儀で治療を行っている。小学生の娘2人をもつ、子育て真っ最中のパパでもある。メルマガには季節にあった体に負担のかからない暮らし方、食事のとり方が書かれているので、そのとおりに過ごせば病知らずです。
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