夏のダサいクールビズは「崩さない」を守れば格段にオシャレさが増す

 

何故「クールビズ」はダサイのか??

まずは「クールビズの問題点」を説明しましょう。
上でも触れていますが、スーツとは一つの完成型です。
街着のカジュアルでは「ドレスとカジュアルのバランス」と表現する様に、「バランス」が重要となります。
キメすぎにも崩しすぎにもならないように「バランス」が重要。そこが街着の難しいところでもあり、面白いところでもありますが。

では「スーツ」はどうなのか。
スーツはカジュアルではない「ドレス100%」の状態です。
ドレス100%だからこそ「キメすぎるくらいキメた状態」が好まれます。
格好つけることこそがスーツの正解なのです。

1ヶ月もこのメルマガを熟読している人は理解できるかと思いますが、「ドレスとカジュアルのバランス」で言えば「スーツスタイル」は「キメすぎた服装」のはずです。
1.デザイン→スーツ(ドレス)
2.シルエット→上下細身(ドレス)
3.カラー(素材)→ツヤのある黒(ドレス)
100%ドレスな状態が「スーツ」であるはずです。

そう。スーツとは・・・「思いっきり格好つける」ことが本分なのです。
その「格好つけるべきスーツ」に街着の要素の様に「カジュアル感」「崩す」「ハズす」などを組み込んでしまうと一気にスーツは陳腐になります。

スーツのインナーであるシャツを裾出ししてみてください。パンツをゆるめにダボダボにしてみてください。スーツスタイルにスニーカーを合わせてみてください。
街着ではそれは正解のはずですが「フォーマルスーツ」としてみるといかにも禁忌な行為ばかりのはずです。
これは「スーツは完成型」であり、崩すべき対象ではないからです。
まず一つ「スーツは格好つけるくらい格好つけること」これが正解であり基本です。このことを忘れないようにしてください。
間違っても「スーツにカジュアルな要素」などを取り入れないように。

そしてここまで読めば理解できると思いますが・・・だから「クールビズ」はダサいんです。
クールビズは本来完成しているはずのスーツをジャケットを省略したり、ネクタイを省略したり、本来長袖であるはずのシャツを半袖にしたり、そういった「スーツを崩す」発想から生まれているものです。
正解であるものをわざわざ崩しているのですから、そこには野暮ったさしか生まれません

小泉純一郎さんの時代から(でしたよね??)始まったクールビズのせいで日本のビジネスマンは急激にダサくなりました。
二軒目の居酒屋で酔っ払ったサラリーマンのようにネクタイをはずしてだらしなく胸元を開いて仕事をしているのですから。
「カジュアルでいい」とするならまだ良いのです。いつものメルマガの通り「街着のバランス」で着こなせば良いのですから。
しかしクールビズは「スーツをベース」にしているがため「街着にしてはキメすぎ」「スーツにしては野暮ったすぎ」といったいかにも落ち着く場所のない中途半端なスタイルになっています。

まずはじめに断言しましょう。「クールビズはダサい」んです。ここを前提として理解してください。

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