実際のクールビズコーディネート例
ではここで実際のコーディネート例を交えて解説を進めていきましょう。
ちなみにですが、特に新しいものや高いものを買わなくても良いです。
「クールビズ」の話というのはつまるところ「作業着」ですから。
仕事で毎日使う消耗品のはずです。
いざという時のために高級品を一着持っておくという発想はもちろん良いですが、毎日着るスーツにそこまでお金を投資する必要はありません。
安いものや手持ちのもので十分構築できますから、無理しないようにしましょう。
解説もそれを前提に行っていきますからよくよく読んでから行動に移してみてください。
実例1.「半袖シャツ&カラーシャツはなるべく避けよう」
クールビズでノージャケット、ノーネクタイになると、白シャツだけじゃ寂しい気がして多くの人がカラーシャツを選択します。
※参考画像「クールビズの失敗
例シャツその1」
例えばこんな風にボタン部分の刺繍が違う色になっていたり・・・
襟が妙に特徴的な形をしていたり・・・
※参考画像「クールビズの失敗例シャツその2」
もっとひどいものだとこういうもの。
襟が二重になって柄が入っていたり・・・
※参考画像「クールビズの失敗例シャツその3」
襟裏、前立て裏がチェック柄になっているものなど。
これらは選ばないようにしてください。
持っている人はショックを受けるかもしれません。すみません・・・。
捨てる必要はないです、消耗品ですから使ってください。
ただ使い終わって役目が終えたら次からは買わないようにしましょう。
断言できますが、伊勢丹やバーニーズなどいわゆるスーツをしっかり提案できるスーツのプロは100%これらのシャツをお勧めしません。
上の参考画像のシャツを見て
「オシャレだ」
「お勧めできる」
「着こなし次第で活かせる」
と言うスーツのプロは存在しません。
(量販店の販売員ならいざ知らず。“プロ”なら絶対にススめません。)
クールビズであれば尚更、ジャケットもネクタイも省略している分、これらシャツのカジュアル感はさらにスーツの完成型を濁らせます。
クールビズだからこそ普段のスーツよりも極めてフォーマルに、まっさらでツヤのあるシンプルな白シャツを選択することをお勧めします。
カジュアルなカラーシャツなどを選択するよりも黒スラックス・白シャツのドレスライクなスタイルの方が正解である「完成型」に限りなく近づくので格好良く見えます。
また他の人がカラーシャツや派手なデザインのものを使う中で差別化にも一役買います。
ノージャケット・ノーネクタイの場合は参考画像の様に白シャツ黒スラックスを是非愛用してみてください。
もちろん毎日着るものですからバリエーションが必要かと思います。時にカラーシャツを着るのも良いでしょう。
ただしその分「おしゃれ度」「洗練された雰囲気」は損なわれます。
格好良く見せたいシーンにおいては、今日は仕事帰りにデートがあるなんて時にはクールビズでも可能な限りスーツスタイルに近づけるようにしましょう。
白シャツでもデザインの入っていないものを。ツヤのあるブロード素材などなら尚良しです。
(ツヤはドレスを表現し、シワはカジュアルを表現するものです)
白シャツ黒スラックスなんて誰もが持っているアイテムのはずです。
それを合わせるだけでいいんです。
それだけで野暮ったいクールビズから脱却できます。