いじめの解決能力も指導力のひとつですし、日頃の指導力によっていじめの発生件数が左右されることはまぎれもない事実です。私たちの所に助けを求めて来られる内容を見れば、指導力のない先生によっていじめが解決されずに、不登校になったり、指導力のない先生のクラスが荒れて、いじめが次々に起こるという相談がほとんどです。安心して学ぶことのできる学校にすることは、教師の責任です。当然のことです。そこから逃げるのであれば、「先生」ではありません。
文科省には、「逃げる教師」を「責任を取る教師」に育てるというところを真剣に考えて欲しいものです。「いじめ」が減らせるかどうかは「教員の熱意をどのように喚起できるか」というところに尽きます。
なお、超党派の国会議員の方々においても、学校がいじめを把握した場合には「保護者や教育委員会へ報告することを義務化する」ことを検討していると報道されています。
「教師の熱意が大事だ」と述べましたが、この点を補完するためにも「いじめ防止法」の中に、いじめの隠蔽、黙認、いじめへの加担や助長した教師に対する処罰規定が必要です。「逃げる教師」を減らし、「熱意ある教師」を評価することで、「いじめの抑止効果」が期待できます。
私たちは、教師と保護者、大人たちが力を合わせて、いじめのない学校をつくるために運動を展開しております。いじめ相談も承っております。ぜひ、ご遠慮なくご相談下さい。
いじめから子供を守ろう ネットワーク
井澤・松井
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『いじめから子供を守ろう!ネットワーク』
「いじめ」と学校の「いじめ隠ぺい」から、子供たちを救うための、父母によるネットワークです。いじめの実態やいじめ発見法、いじめ撃退法、学校との交渉法、いじめ相談などを掲載します。
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