私ごとだが、僕の場合は夫婦げんかの際にこのような状態になる事が多い。
というか、ほぼ100%このような状態になる。 うちのカミさんは議論が大嫌いなので、ケンカになると話もせずに自分の部屋に閉じこもる。 すると僕は、いいたい事もいえず、自分の部屋でイライラしているだけだ。 実に不快。
こういうとき、僕は、酒を飲んでいなければ確実に車に乗って山梨アタリのぬる湯に高飛びする。 もちろん、なるべくゆっくりと湯に浸かった方がいいので、ぬる湯がおすすめということもある。 また、場所が変わる事による転地効果も大きい。
そして1時間近くも湯に浸かってのんびりしていると、ものすごく気分がおおらかになって、どういうわけか、カミさんに謝ってもいいかな、などという気分になってくる。 ただ、謝ると怒りを蒸し返す可能性もあるので、まあ、通常は素知らぬ顔で帰ってくる、またはどこかの宿に泊まっちゃう。
この間に、妻の怒りもまた、ほとぼりが冷めているというわけである。
しょーもない話になってしまったが、僕の知る限り、温泉の湯船でしている会話がもし愚痴であっても、それはなんだかのんびりとした、あまり攻撃的でない口調で語り合っていたりする場合が多い。 その愚痴をまったく関係のない僕が聞いていても、不快にならないような会話のトーンなのである。
人によっては、愚痴をいいながら笑っている。
つまり、温泉にのんびりつかると、心が平静になって、自分を客観視でき、リラックス感もあって、怒り続けている事ができないのだと思う。
人は、温泉にのんびりつかると、怒り続けていられない。 これが僕の持論だ。
皆さん、ムカつく事があったら、いろいろ考えていないで、さっさと温泉へ入りに行きましょう。 酒で紛らわすより体にいいしね。
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