「マニュアル通り」のプレゼンが相手の心を打たない当然の理由

 

とはいっても、毎日の報告や連絡は同じようなことばかりで事務的なものに過ぎない、という方もいるでしょう。だからといって、定型文的な言葉で済ませていたり、コピぺしてちょこっと言い回しを変えるだけでは伝える力はついてくるはずもありません。それは、毎日が伝える力の訓練になっていることを放棄しているのと同じで、とってももったいないことです。

たとえば、内容は同じでも、それまでは、だらだらと文章にしていものを箇条書きにしてみるとか、報告事項に優先順位をつけてみるなど、簡潔にわかりやすくまとめ、伝える工夫はいくらでもできるものです。

また、営業マンや販売員がお客さんに伝える時も同じこと。お客さんに商品やサービスの案内をするにしても決まったマニュアル通り、ダラダラと1から10まで説明するのではなく、簡潔に伝えきる。たとえば、お客さんの知りたいポイントを1つか2つに絞って説明して差し上げる、とか、お客さんの役に立てるポイントを重点的に伝える、など。

マニュアルはあくまでマニュアルでしかありません。そこからポイントをまとめ自分の言葉にして伝えることが重要です。

ちなみに、お客さんの様子から瞬時に「どのポイントを重点にするか?」という判断をして伝えきるには、コミュニケーション機会を増やし、ニーズを把握していくしかありません。さらに、コミュニケーション機会を増やす為には自らが情報発信の量を増やすことが必要となります。

いずれにしても、何かを話して伝えるには時間という制限があり、媒体を介して伝えるにもスペースという制限があります。そして、

  • 誰もが毎日、
  • 限られた時間や場所で
  • 商品やサービスのこと、
  • あるいは自分のことや会社、お店のこと
  • 仕事の内容など

を伝えようとしているのです。だからこそ、自分の言葉にしてまとめわかりやすく簡潔に伝えきる力が必要なのです。またそのような能力を持った人材が情報社会の現在、求められるのです。

御社では、社員の伝えきる力を伸ばしてあげるためにどんな工夫や取り組みができますか?

■今日のまとめ

『限られた中で伝えきる力が必要。』

  • 社員1人1人が自分の言葉で、自社のことをお客様へ1分以内にわかりやすく伝えきれるようにする為にはどのような訓練、工夫ができるか? 考えノートに書き出す。
  • 書き出したことを社内でやってみる。
  • 自社・自店の商品やサービスの特徴を30秒で伝えるためのフレーズをノートに列挙する。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 中久保 浩平 【発行周期】 ほぼ週刊

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