「教えてもらって当たり前」という社員はチャンスをことごとく逃す

 

それはなぜかというと、何かを教わったり情報を見たりする機会があっても、「どうせ後で、誰かに教わればいいや」「分からなかったら、後でネットで検索すればいいや」と、その機会に対する真剣度がなくなるからです。

そして実際に、後で教わるのかというと、後になっても「まあいつでも調べられるし」と言って、得られるものを先へ先へと伸ばしてしまうんですね。

だから、いざその情報が必要になった時に、得ておくべきだった技術がない、知識がない、経験がない、という不備の状態になっていて、得られるチャンスも逃してしまうわけです。

「今ここで、全力で学んでおかないと」

「今ここで、全力で調べておかないと」

「今ここで、全力で尋ねておかないと」

という学び方の意識のない人は、チャンスをどんどん見送ってしまうのです。

そして「上司が何も教えてくれない」「先輩があまり教えてくれない」という人は、自分にそういう学び方の姿勢がないからです。

相手も「まあ教えるならいつでもいいや」「まあ別の誰かに聞くだろうしな」と、教える機会を先送りにしてしまっているだけなのです。

自分がそんな先送りでいいという学び方でいるから、相手もじゃあ先送りの教え方でいいね、と思ってしまうわけです。

給料をもらいながら学べる、無料で情報が手に入る、というのは、めちゃくちゃ恵まれている環境です。

その環境に甘んじているだけの人と、「それでも金を払ってでも学んでやる」という意気込みを持っている人とでは、近いうちに圧倒的な差がついていきます。

きちんとした学び方の姿勢ができている人には、「だったらきちんと教えてやるよ」という人が、周囲にたくさん現れるからです。

 

【今日の発想源実践】(実践期限:1日間)
・人から教わる時に、最も意識しておかなければならないことは何か。ノートにまとめる。
・それを意識するのと意識しないのとでは、どれだけの将来の差があるか。簡単な想像図をノートにまとめる。

image by: Shutterstock

 

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