中東の混乱に結びつく
国内での政敵排除をしているときに、レバノンのサード・ハリリ首相は、サウジアラビア滞在中に突然辞任を表明した。辞任理由について、ハリリはイランとシーア派武装組織ヒズボラが自分の暗殺を計画しており、家族が危険にさらされているためとした。
シリアにはロシア軍がいて、イラク政府軍は、元シーア派民兵が中心であり、ISが負けたことでサウジの国境までシーア派諸国が接することになっている。
イランを敵対視するのは、サウジアラビアのほかにはイスラエルがあり、そのイスラエル軍のトップ、アイゼンコット参謀総長は、国交のないサウジアラビアのアラビア語のメディア「イーラフ」とのインタビューに応じ、共通の敵国とするイランに対抗するため、「イスラエルは経験や情報を共有する用意がある」と述べて、サウジアラビアに向けて異例とも言える連帯を呼びかけた。
シリアの次に戦場になりそうなのが、スンニ派、シーア派、シーア派武装組織ヒズボラ、キリスト教徒マロン派など敵味方が入り乱れるモザイク国家レバノンであり、シリアに近接しているし、イスラエルが目の敵にしているシーア派武装組織ヒズボラがいるので、イスラルとサウジが組むことで、レバノンでヒズボラを協力して倒すという可能性が出てくる。
しかし、黙示録では、ロシアやイランなど多数の国がイスラエルを取り囲むとなっている。この状況に現在なってきたし、イスラルがサウジと結ぶと、ロシア・トルコとイラン・シリア・ヒズボラなどのシーア派対イスラエル・クルド人とサウジなどのスンニ派という戦いが形成されることになる。しかし、欧米は中立になると思う。
今までは、スンニ派武装勢力のテロ集団と世界の連合という戦いであり、スンニ派対シーア派というような構図では、なかった。
というように、黙示録の描く構図ができることになる。最初にも述べたように第六の封印は現実化して、最後の第七の封印が解かれる可能性が増していると見えるのである。
さあ、どうなりますか?
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