とまぁ、詳しくは原文を読んでねってことなんですけど(すみません。英語なのでおヒマなときプラス英語勉強しよ~ってときに是非……苦笑)、この結果は日本でも参考にする価値が十分にある報告です。
なんせ女性医師が担当すると、全米で32,000人の死亡を減らせる計算になる。
日本の場合に換算すると約1万人!
1万人も人たちの命が助かる可能性があるのです。
ただし、この調査では「なぜ、女性医師が患者の死亡率を下げるのか?」という点は明らかにされていません。
しかしながら、先行研究で「女性医師は男性医師に比べて、臨床ガイドラインを順守し、患者の立場に立ってコミュニケーションを取る」ことが報告されています。
ハーバード大学院の調査チームも、「先行研究で明らかになっている男性医師と女性医師の間での診療パターンの違いが、患者の予後の差につながった可能性が高い」との見解を示しています。
死亡率とは似て非なるものではありますが、近い人との質のいいコミュニケーションが余命を伸ばす可能性があることは、健康社会学の分野でも解明されているのです。
それだけではありません。個人的な経験からも、これはかなり納得できる結果なのです。