結局、あの「消えた年金記録問題」とは一体なんだったのか?

 

また、今は年金機構のHPで簡単に自分の年金記録が確認できる年金ネットもあるので、ちゃんと記録されてるかなー? と随時チェックする事もできます。年金ネットはとても便利。

年金記録漏れは、特に年齢が高い人ほど年金記録が本当に正しいのかを疑う必要がある。例えば90歳代前後のご年齢の方は、戦前の徴用工(日本国の命令により戦争の為に必要な職務に就いていたとか)として働いてた人も多いからそういう記録漏れがある可能性が高い。徴用工として民間企業で働いた部分は厚生年金になる。

自分の記録が欲しい人は年金事務所で被保険者記録を貰う事もできます。空白の期間があるところはね、怪しいですね。確かこの期間はあの会社で働いてたはずなんだけどなあ…という人は、年金事務所で被保険者加入期間照会申出書を貰って郵送した後に回答が送られてきます。記録があれば年金に結びつく場合がありますし、記録が無ければなかったと回答が来る。

そういや、平成20年代前半は多くの年金記録訂正で過去に遡って年金額が変更して、その年金受給者の人には沢山の年金の書類が送られてくるもんだから、送られた受給者の人にとっては意味が分からないから「いきなり大量にこんなもの送ってくるとは何事だ!!」とよく怒られました^^;。

それは過去に遡って年金額を訂正したという書類なので、今まで正しい年金記録で支給されなかった分の振り込みが何月にありますという事ですとあの時はてんやわんやだった。人によっては1,000万以上の年金が遡って貰える人もいたから、この年金記録問題は今もなお重要な問題です。数百万単位に上る事は割とよく見かけましたね。

もしかしたら僕の読者様の中にも年金記録が訂正されて、過去に遡って支払われてなかった年金が一時金で支払われた人もいるかもしれませんね。いきなり何のお金!? ってビックリされたかもですね^^;。

本来、年金は5年の時効がありますがこういう年金記録漏れによる年金額の訂正は5年の年金を適用しないため、年金受給権が発生した時にまで遡って年金が支払われます。例えば現在80歳の人に過去の記録漏れが見つかって、60歳の時に70万円の厚生年金が100万円に増額した場合は、その差額である30万円を20年分支払う。つまり、総額は600万円が支払われることになる。

というわけで今から年金貰う人もそうですが、すでに受給者の人も時々自分の年金記録をチェックしましょうね^^誰かと年金の話をする時はあなたの年金記録は大丈夫? って感じで声を掛け合うのも大切かと思います。

image by: Flickr

『年金アドバイザーが教える!楽しく学ぶ公的年金講座』

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