もうどうにでもなれ。そう思う人ほど「どん底」に落ちやすい理由

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人は窮地に陥っている時、どうしても「もうどうにでもなれ」と思ってしまいがちです。しかし、その場面で最善手を出せる人こそ大きく飛躍できるとするのは、無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』著者の佐藤しょ~おんさん。佐藤さんは「窮地でこその最善手」とはどのようなものなのか、日大アメフト部の騒動を例に挙げて解説しています。

最悪の時こそ、投げやりにならない

最悪の状況では、どんな手を指しても形勢が一気に良くなるということはありません。以前に比べればちょっとだけマシになるかどうか、それすらも期待出来ないかも知れません。だからこういう状況では、

 ■ どうせダメなんだから

とテキトーな投げやりな手を指してしまいがちなんですが、こういう時にこそ最善手を指さなきゃならないんです。指したからといって良くなるわけじゃないのに、この局面で最も良い手を模索する必要があるんです。

そしてその時に、

 ● この場面でこれ以上に良い手は無いのだ

と思える自信があるかどうかが未来を作るのです。

ちょっと前に、日大のアメフト部で、故意に相手選手に反則タックルを仕掛けて退場になった選手がいましたよね。彼はあのビデオが報道されて、人生の窮地に陥ったわけです。あの局面では、何をしようが、彼が救われる一発逆転の手なんて無かったんですよ。そして彼にはあのシチュエーションから逃げるという手も指せたんです。学生なんだし、命令されてやったようなものだったんですから(みなさん覚えています?)。

その状況で彼が指した手が見事でした。あの時の彼が取り得る最善手を勇気を出して指しきったと思います。

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