夏休みの宿題を、親子にとって「プラスのツール」として使う方法

 

でね。宿題代行サービスは措いといて、宿題の目標に立ち帰ってみてほしいんです。宿題の目標は、

  • 自分で課題をこなす習慣をつけること

でしょう。学校の宿題から離れて、こうした習慣がついているかどうかを考えてみた方いいです。

ひょんなことから親戚の子を養育していますが、つくづく感じるのは、宿題が出て親が関与できるくらいの年次のころの

  • 自発的な学習態度を身に付けることの大切さ

です。これはほとんど低い学齢期の究極的な目的だと言っても言いすぎではないくらいです。これさえ獲得したなら個別の教科の点なんてさほどモンダイではない気がします。

これを獲得するために、学校では教師が家庭では親が関与して苦労するわけで

  • やったかどうかチェックする
  • 解らないところはちょっと教える
  • より詳しく話してあげる
  • やる時間を決めさせる

など工夫が必要になるんでしょう。

つまりは、宿題をやり遂げることが重要なのではなく、こうした習慣をつけるためのツールとして宿題を使えばいいだけです。その結果全部は出来なかったなら

  • 出来ないまま提出する

方が良いように思います。というか、代行サービスや親がやった宿題かどうかなんて、先生ならすぐに解っちゃうんじゃないでしょうか。そして、それが低評価に繋がるなら

  • 仕方がない

と思うんです。だってそういう実力なんだからさ。その場だけ代行サービスや親が糊塗しておいたってテストすればすぐバレるって( ̄∇ ̄)。

宿題は、自力でやることが大切なはず。自力でやれるようサポートすれば十分で全問正答のドリルを提出することが目標ではないですよ。

image by: Shutterstock.com

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食べるのは大好きだけど、作るのは超苦手。棚拭きとアイロンがけが何より嫌い。そんな家事オンチだった私がソレナリに家事をこなせるようになったワケ。家事全体を見渡して、最小の手間で最大のリターンを得る、具体的なシステムをお知らせするメールマガジンです。

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【著者】 真井花(まないはな) 【発行周期】 週3回(月水金)刊

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