冷戦開始。米中覇権戦争の本格化が日本に与える好影響と大打撃

 

貿易戦争の影響がではじめた中国

ところで、「貿易戦争の影響」がでてきたようです。こちらをごらんください。

中国新車販売台数が前年割れ 1~10月、景気失速影響

 

【北京共同】中国自動車工業協会が9日発表した1~10月の新車販売台数は前年同期比0.1%減の2,287万900台となった。新車販売は減少傾向が鮮明で、通年でも前年割れとなる可能性が出てきた。

「…影響っていっても、前年同期比0.1%減なんて大したことないのでは???」と思えますね。しかし、こちらをごらんください。

中国の新車市場は長らく右肩上がりの傾向が続いてきたが、足元の景気失速の影響が新車市場にも及び始めたもようだ。10月単月の新車販売台数は、前年同月比11.7%減の238万100台だった。
(同上)

10月は、前年同期比11.7%減(!)。これは、もう深刻ですね。

今年前半はプラスの傾向が続いたが、7月以降、単月ベースで4カ月連続のマイナスとなった。10月の内訳を見ると、乗用車が13.0%減の204万6,800台と大きく落ち込んだ。
(同上)

今年前半はプラスだったので、1~10月では、前年同期比0.1%減。しかし、7、8、9、10月と4カ月連続でマイナス。10月の乗用車販売台数は13.0%減(!)。これはもう、「大変なことになってきた」といえるのではないでしょうか?

RPEでは今年ずっと「危機が近づいているので備えましょう」という話をしています。そして日本は、

  • 消費税率再引き上げ
  • バブル終焉

という二つの大ネガティブ要因を抱えている。皆さん、冬への準備を怠らないようにしましょう!

image by:360b / Shutterstock.com

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【著者】 北野幸伯 【発行周期】 不定期

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