心に傷を残し資産価値下げる孤独死からマンション住民を守る方法

 

で、ちょっとおかしいな、いつもと違うなと思ったらそれをそのままにしないで、情報としてすぐ管理組合管理員に伝えることを管理組合の取り組みとすることです。そして、通報があったら、管理組合、管理員は、それをすぐ確認し、緊急連絡先に連絡する…その体制そういう風土をつくっておくことなのでしょう。

住民だけでなく、郵便新聞宅急便等の配達の方にも、「何か異変を感じたら、〇〇へ一報を」と普段からお願いしておくこともとても重要です。

といっても、マンションでは、周囲のプライバシーに踏み込まない…というのが暗黙のルールでもありますから、そこを超えて、ちょっとおせっかいに周囲に気を配って、日常と違うことがあったら通報するというのは、するにしても、されるにしても、抵抗がある方がいると思いますので、それがなぜ必要なのかを丁寧に話し合い、管理組合として、その方針を決め、ひとつの事業として承認を受けて進めることも必要だと感じました。

一度、悲惨な孤独死を体験した管理組合は真剣に見守りに取り組むようになります。そのくらい、身近な孤独死は人の心にも傷を残しマンションの価値にも影響するのです。ですから管理組合として、この問題に無関心ではいられないのです。

image by: Sultonyohe / Shutterstock.com

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【著者】 廣田信子 【発行周期】 ほぼ 平日刊

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