特にこれは、小さい数を見る時にも有効です。ある施設に、月の買上げ客数が、以前よりも2%増えたというお店がありました。2%という数は、大した数ではないように聞こえるかもしれません。実際、そのお店の人たちも(店長をはじめとして)大してすごいことではないように感じていました。
ですが、その店の買上げ客数は、月間でなんと1,000人を超える人数だったのです。つまり、月平均の買上げ客数が、以前と比べて、20人以上も増えていたということなんですね。買上げ客数を20人増やすということは、決して容易な話ではありませんから、実は相当な成果が生まれていたわけです。
このように、数を変換してお伝えした途端に、そのお店の方々も、「え!すごい!」と、ようやく意味が理解できていました。
「数」というものは、わかりやすいように見えて、表現によっては、実は、それがどれだけのことかが理解しにくくなる場合もあります。それをきちんと正しく伝えるために、どんな変換をすれば良いか?普段から伝えている「数」が、どう変換できるか、ぜひ考えてみてください。
今日の質問です。
- 自店で使っている「数」にはどんなものがありますか?
- その「数」をわかりやすく変換するとしたら、どんな表現ができますか?
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