鍼灸師が伝授。座りっぱ、立ちっぱによる血行不良を解消する方法

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座りっぱなしにしろ立ちっぱなしにしろ、同じ姿勢が続く仕事をしている人は、寝ていても足腰がだるいという血行不良の症状に悩まされることも多いようです。そこで、メルマガ『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』の著者・のぶ先生が教える、足腰の血行不良を改善する簡単な運動とストレッチを取り入れてみてはいかがでしょう?

足腰のうっ血にバックキック

【じっとていると足腰がだるい】

ジッと座りっぱなし、立ちっぱなし、どうかすると寝ていても足腰がだるい、なんていうことがあります。原因は足腰の血行不良

  • 便秘しがち
  • 排便時、便ができらない
  • 痔をわずらっている
  • 足腰がむくみやすい
  • 太ももの内股がプヨプヨして肉が垂れ下がっている
  • 足裏の土踏まずの静脈が浮き上がっているようにみえる

【足腰のうっ血解消には大股歩き】

上記のような症状が慢性化しているようなら、腰や骨盤部から足裏やつま先まで、根深い血行不良をおこしています。

冬になると足先が温まらない、同じ姿勢で過ごしていると足腰の筋肉が不快になるなどの症状対策は、日常の生活習慣をちょっと変えることでかないます。

足腰や骨盤内の血流をうながす簡単な方法は、できるだけ大股で歩くようにする、というだけでも効果的です。ポイントはできるだけ後ろ足をのばしておくということ。

大股で歩かなくても、室内でおこなうのなら、壁や手すりに手をついて、踵や膝裏を後ろの方にけり上げるようにバックキックするとよいです。このとき、コツは腰を反らさないこと。

股関節の前側の筋をのばすつもりで、ひざ裏をまっすぐ伸ばして、踵を後ろに蹴り上げる運動を繰り返すだけです。腰を反らせてしまうと腰痛の原因になるので要注意

足裏全体をのばして歩くように、股関節の前側をしっかり伸展させて運動することで、足腰や骨盤内の血流がよくなり、便通や足腰のけだるさが解消されます。

【両足をくっつけてあぐらをかいてみる】

ジッと座っている時、両足の裏を合掌するようにくっつけて、両膝を床にくっつけるように股関節をしっかり開きます。
こんなストレッチを15分以上続けていると(やり始めは5分程度からはじめましょう)、股関節や腰の関節がゆるみ、骨盤内の血流を改善しやすくなります。

ポイントは15分以上、ジッと筋や関節をのばし続けること。長時間のストレッチは、筋肉の慢性的な緊張をリセットしてくれます。無理ない範囲で、こんな股関節のストレッチも、とりいれてみてください。

image by: LMproduction, shutterstock.com

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臨床歴20年の鍼灸師。東京都杉並区在住。「やさしい鍼」という流儀で治療を行っている。小学生の娘2人をもつ、子育て真っ最中のパパでもある。メルマガには季節にあった体に負担のかからない暮らし方、食事のとり方が書かれているので、そのとおりに過ごせば病知らずです。

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【著者】 鍼灸師・のぶ先生 【月額】 660円/月(税込) 【発行周期】 毎週金曜日

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