バブル崩壊以降、安定を重視する「昭和の価値観」が崩れ、不安定化した社会。無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょ~おんさんによると、この不安定さをどう捉えるかで未来は全く異なるものになるのだとか。今回佐藤さんは自身の経験をもとに、「不安定な社会から生まれるチャンス」について考察しています。
不安定な時代こそチャンス
日本はバブル経済が崩壊してからというもの、戦後の日本を形作っていた価値観がドンドン壊れています。今は特に新しい価値観への移行期で、そのため年功序列型賃金とか、終身雇用とか、手厚い老後生活という未来に対する安心感とか、安定感がドンドンなくなっているんですね。
ここにアジャスト出来ない人はこれからの未来は厳しいモノになりますから、早く脳みそを書き換えた方が良いですよ。もう政府とか会社が、あなたに安定した未来を提供してくれることはないんです。そんなモノを期待するのが間違いですし、提供してくれないことを非難しても現実は変わりませんから。
これからの時代はひたすら不安定な状態のまま進んで行くんです。あなたが資本主義というゲームの双六(スゴロク)で、「上がり!」にならない限り、いつまでもずっと不安定に生きるんです。それを理解して覚悟し、そのための準備をする人だけが、このスゴロクで上がれるんです。
まだ昭和の価値観の残滓が、そこここで見聞き出来るので、あの頃権勢を振るった「安定」という価値観があたかも素晴らしく眩しいモノであるかのように考えている人がいるんですが、そう考えている人はまずはこの思考を止めなきゃダメですよ。「安定」が素晴らしいモノだと考えてしまうから、「不安定」は悪いこと、ダメなモノという価値観が生まれるわけです。
みんながそう考えたから、バブル以降の日本は落ちぶれたんですよ。
不安定には不安定なりの良いところがあったのです。不安定だとどんな良いことがあるんですか?それを考えてみたら良いんです。世界が不安定だと、
- 人を頼らず自力でどうにかしようと思う
- そのために、自分の能力を高めなきゃマズいと思う
- 機会を自ら見つけ、創出しないとならないと考えられる
- 不安定だからこそ、未来を読もうとする姿勢が育まれる
- それにより思考の時間軸が長くなる
- よって足下の成功、失敗がどうでも良くなる
- 不安定イコール変化なので、自分が変化することを厭わなくなる
これ全部、不安定な社会が生み出すメリットなんですよ。そしてこれと真逆のことをやったのがバブル崩壊後の日本社会だったんです。そう考えたら、不安定って役に立つというか、素晴らしい環境ですよね。