コンサルが伝授、自ら仕事を「創る」ために必要な3つの視点とは

 

どういうことか?一つ一つ見てみましょう。店員さんは、お客様の盛り上がりが収まった様子を伺い、ジョッキが空になっている状態を見て声をかける。即ち、店員さんはお客様の様子を見て(察知し)、「そろそろおかわりするタイミングでは?と企画し、実際に、お客様に声をかけるという企画を実践する

つまり、この店員さんは、顧客の状況を察知し、その状況に応じた対応を企て仕事を創ったことになるのです。その結果、注文を受けただけのことなのです。

というと、じゃぁ、注文もらえなかったら?という反論をしたくなる人もいるでしょうが、注文がもらえるとかもらえないとかはどっちでもいいのです

「おかわりいかがですか?」と声をかけ、「いやっ、別にいいや」と言われれば、お冷か温かいお茶をお出しすればいいし、盛り上がったあとで、帰る雰囲気であってもお冷かお茶をお出しすればいい。

つまり、相手のことを察知しその瞬間に相手が必要とするものを企画しそれを実践(提供)すればいいということです。

居酒屋の店員さんであっても、法人営業の営業マンであっても洋服店の販売員であっても同じ。自ら顧客の動向や状況を察知しできることを企て実践する。それが仕事を創るということです。

そして、「仕事を取ってこい」とか激を飛ばすのが指導ではなく「仕事を創るということはどういうことか?を教えてあげるのが、経営者、管理職、店長がすべき指導であり、仕事なのです。

顧客のために自ら考え動きだす、そんな仕事を創り続け、その仕事に対して報酬を得る、これがプロフェッショナルのやることです。

御社では、社員が自ら仕事を創っていけるような人材に育てていくためにどんな指導や工夫、取り組みができそうですか?

■今日のまとめ

「仕事は与えられるものでも取るものでもなく、創るもの」

  • 仕事を自ら創り出していくために必要なことは?考えノートに書き出す
  • 書き出したことがいつも出来ているかどうかチェックする
  • チェックし足らない部分を補うための工夫を考え実践する

image by: Shutterstock.com

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【著者】 中久保 浩平 【発行周期】 毎週:火・木午前8:00発行※祝日の場合は翌日

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