自分らしく生きていきたいあなたが、今すぐ手放すべき「考え方」

 

内側にある良い悪いの価値観に気づき、健全に疑う

「自分を受容する」とは、自分の内側にあるすべての“感情”と“価値観”を理解し、受け入れている状態のことです。プラスの感情やよい考え方の自分になろうとすることではありません。では、自分の内側にある良い悪いを決める、すべての“価値観(考え方)”を理解し、受容するにはどのようにすれば良いのでしょう。

ここでいう価値観(考え方)とは、自分の中にあるすべての“べき、ねば”のことで、“べき、ねば”の背景にあるものは「恐れ」です。それをしなければ大変なことが起きるなど、“恐れ”からその価値観・考えが生まれています。

“べき、ねば”に囚われなくなるコツは、自分の内側にある“べき、ねば”に気づくこと。そして、自分にとっての常識、当たり前になっている、“すべき、ねば”を健全に疑ってみることです。こうすることで、○○に違いないという、良い悪い、正しい間違い、を決める価値観、“思い込み”を手放せます。ただし、色付きメガネを長い間かけていると、その色で見る景色が当たり前になるように、自分が持つ良い悪いの“価値観”も気づきにくいものです。

“べき、ねば”から解放されると、道が見えてくる

それでは、自分が持っている“べき、ねば”は、どこを見ればわかるのでしょうか? それは、身近な人たちが気づかせてくれます。例えば、自分の内側に“配慮しなければならない”という“べき、ねば”があれば、配慮がないと感じる相手があらわれます。無自覚な間は、自分の価値観を見せてくれる相手に対して、『なんて配慮のない人なんだ!』という具合に責めます。

他にも、人に優しくしなければならない、ちゃんとしなければならない、怒ってはならない、泣いてはいけない、人を守らなければならない、約束を守らなければならないなど、「○○だけは絶対にダメ!」「これだけは許せない!」と感じた相手こそ、自分の中にある“べき、ねば”を教えてくれる大切な存在です。

不思議なもので自分の中にある“べき、ねば”を認め手放した瞬間、その相手が気にならなくなり、相手や現状が大きく変わってしまいます。これが、“自分が変わると世界が変わる”ということです。至らない自分やダメな自分を変えることでも、相手を良くすることでも、それらを変えることで現実を変えようとするのとは違います。価値観の違いによる悩み苦しみから解放されるコツは価値観について理解することなのです。

そして、“こだわり”がない人と一緒にいると、自分の“こだわり”がなくなっていきます。僕の場合、感情や価値観とは何かを、理解し、その扱い方を知っている人と深く関わることで、自分の中にある良い悪いの価値観、拘りを手放していくキッカケになりました。感情の悩み苦しみと、良い悪いの価値観から解放されたとき、人は自分の命を活かし本当に実現したいことを実現する道を歩み出せると感じています。

image by: Shutterstock

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