悪口、陰口をやり過ごす3つの対処法と「リフレーミング」のススメ

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人の悪口を聴かされるのは、気持ちいいものではありません。子どもにとっては、自分もいないときに何か言われていそうという不安も大きくなり、ストレスになります。メルマガ『子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育』の著者で家庭教育のプロの柳川由紀さんが、悪口、陰口をやり過ごすための3つの対処法に加え、ものごとの捉え方や見方を変える「リフレーミング」という方法を教えてくれます。

悪口、陰口をやり過ごすには?

Question

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友だちの陰口ばかり言う友人がいます。自分も言われているのではないかと不安です。それを聴く場にいなくてはならないことも辛いし、心を許せる友だちも居なくて辛いです。

いじめはありませんが、精神的にとても苦痛です。

柳川さんからの回答

それは辛いですね。聴いているだけでも嫌なのに、自分が言われているのではないかという不安を持つとストレスも溜まります。対処についてお伝えします。

1.「聴きたくない」と伝える

「陰口は辞めた方が良いよ」というのは上から目線だと思われたり、良い子ぶっていると思われたりして、なかなか難しいかも知れません。しかし、「嫌だ」と思うことを「嫌だ」と伝えることは必要です。

ですから、「辞めた方が良い」というような指示や命令調ではなく、「自分はそう言う話を聴くのは辛い」「自分は聴きたくない」と「私」を主語にした「Iメッセージ」で伝えましょう。

2.「不安」を取り除く

不安は自分が作り出しているということをご存知でしょうか?そうした不安を解消するには、事実と感情を区別することが大切です。

事実は「友だちが別の友だちの陰口をたたいている」ということで、感情は「自分も言われているのではないかという不安」です。

実際に、自分についての陰口は、言われているのかどうかはわかりません。まずは事実を受け止め、自分が作り出した感情と向き合いましょう

3.「自分の居場所」を持つ

「陰口を聴く場にいなくてはならないこと」これを解消するには、1のようにIメッセージで伝えることです。「心を許せる友だちが居ない」これを解消するには、その様な友達を作ることが一番ですが、一朝一夕にはいきません。

合わない友達と過ごしてストレスを溜めるより、自分らしく居られる状態を保つ場所を探す方が賢明です。合わない友達とは一定の距離を置いてつきあい、自分らしさを保ちましょう。

そのうちに、自然と心を許せる友達に出会えるものです。同じ学校やクラスメートに限らず、習いごとや趣味の世界にいる友達かもしれません。焦らずに、まずは自分の心地よい空間を探しましょう

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