心理のプロ伝授、関わらぬ方がいい上司を見分ける2つのポイント

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部下思いのフリをし影で足をひっぱるなど、やる気ある部下を潰した上で、実績は自分の手柄にする吸血鬼のような上司が一定数存在するようですが、うっかり関わると心身共にすり減ってしまいますよね。今回の無料メルマガ『東北NO1メンタルトレーナーが送る『自信をはぐくむ、幸せな自分のなり方』』では著者で心理カウンセラーの吉田こうじさんが、部下潰しを画策する狡猾な上司の「見抜き方」を紹介しています。

部下の頑張りを吸血鬼のように吸い取る関わってはいけない上司の見抜き方

会社員時代に人事の仕事をしていて、色々と気付かされたことがあります。その1つは何かというと、優秀な部下が現れた時にその上司は明確に2つのタイプに分かれるということです。

1つ目のタイプは、自分よりも優秀な部下を露骨に、あるいは巧妙に隠しながらも内心では脅威を感じて嫌っている人。このタイプの人は、度が過ぎると本気で部下を潰しにかかります。もう1つのタイプは、自分よりも優秀な部下の存在を心から喜んでいる人です。これは、かなり極端な分け方に思うかもしれませんが、突き詰めていけば、やっぱりこの2つのタイプに分かれるんです。

前者は、優秀な部下に対して「君の成長のためだから」とか言いながらも、実は内心では潰そうとして

  • 過剰なプレッシャーをかけたり
  • 影で足を引っ張ったり
  • 部下の手柄を奪い取ったり
  • 責任を押し付けたり…

あるいは、「あいつは優秀だから全部任せているから」と一見すると、懐の深いことを言いつつ、実際には上司がアドバイスすればもっと効率的に結果が出せることがあっても「放置プレーして非効率な状態を影で笑っているとか…。とまあ、狡猾にあの手この手で優秀な部下を潰しにかかる残念な上司って、ある一定の割合でいます。

部下としてこういう人と関わると、まさに頑張り地獄、頑張り損になるので、まずはしっかりと見抜いて対策を取るということも、「頑張り損」「我慢損」「真面目損」ばかりの辛く苦しい人生から抜け出すことに役立ちます。

研修講師として、年間1,000名以上の方とお話しさせていただく中で、おかげさまで、数分雑談していれば、どっちのタイプかほぼわかるようになりました。で、実際に後で人事担当の方とかに確認すると、「まさにその通り!」という返答がくるので、そこそこ見抜く眼力はあるつもりです。

そこで今回は、その見抜き方についてお話ししたいと思います。

見抜くポイントはたくさんあります。露骨に部下のことを貶したり、揚げ足をとるようなことを言えばそれはすぐにわかりますね。あるいは、部下のことを褒めておきながらも、最後の最後で「それは能力じゃなくて、単なるラッキー」みたいなことを言って、遠回しに部下を貶めるようなのも、すぐに気づけると思います。

ずいぶん前の話ですが、当時の僕の上司は、僕ら部下に向かって「お前らは、俺の踏み台だ。俺が出世する足だけは引っ張るな!」と、露骨に言ってくる人だったので、こちらもそれなりの心構えができました。

でも、見抜きにくいのは、「あくまでも部下思いの上司のフリに徹しようとする狡猾な人です。内心では、部下に自分の立場を危うくされていると感じているので、実は「くそーやばいな」と焦っていたり、「早く失敗してくれないかなー」と良からぬ願望を持っていたりするのですが、そんなそぶりをおくびにも出さない狡猾な人っていうのも、ある一定の割合でいます。

でも、ちょっとしたコツをつかめば、ほぼほぼ見抜くことができるんです。

ちょっと文章だけでは伝えにくいのですが、でも、何も知らないよりは、見抜くヒントを少しでも持っていた方が、「頑張り損」「我慢損」「真面目損」ばかりの辛く苦しい人生になることを少しでも防げますからね。

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