週末はユニクロとGUハシゴが鉄板!カリスマが推すマストバイは?

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雑誌、書籍など様々な業界から注目を集め、日テレ系『世界一受けたい授業』でも話題のメンズファッションアドバイザー・MBさん。メルマガ『【最も早くオシャレになる方法】現役メンズバイヤーが伝える洋服の着こなし&コーディネート診断』も大人気のMBさんが、今週末にでもすぐに買うべきユニクロとGUのイチ推し商品をその理由とともに紹介しています。ファストファッションでもMBさんのロジックさえ理解すれば、すぐに貴方もおしゃれになれますよ。

ユニクロのハイブリッドダウンをレビュー!

時代は「アンチダウン」に舵を切り始めている

ユニクロのハイブリッドダウンパーカについて動画で紹介しました。こちらではさらに深く掘り下げて文章で解説していきます。このアウター・・・ユニクロが打ち出すだけありますわ・・・。

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UNIQLO ハイブリッドダウンパーカ 9,990円

そもそも何が「ハイブリッド」なのか。そこから話すべきだと思いますが・・・ユニクロはこういった「うちの商品こんなにスゴイんです!」といった主張をあまり積極的にしようとしません。もちろんハイブリッドダウンに関する説明はさすがにページを設けていますがそれでもやっぱり控えめ。商品ページにもこれといって大した記載がありません。他ブランドなら鬼の首獲ったかの様にガンガン打ち出すだろうに・・・。ユニクロさんはこの辺、不器用です(「質が良いなんて当たり前だろ」という柳井さんの方針らしいですが)。

このへんの説明が分かりやすいかな。ここで言う「ハイブリッド」というのは「ダウンと化学繊維が部分ごとで切り替えてある」、という意味の様です。袖周りや身頃脇を化学繊維にして、それ以外をダウンにしているのがハイブリッドダウンの大きな特徴。

ここ数年のダウンジャケットのトレンドはまさに「アンチダウンジャケット」です。ダウンジャケットとは本来防寒性を極めて強くしたモコモコとボリューム感のあるデザインのもの。ダウンをダウン足らしめるものこそまさにこの「ボリューム感」なのですが、ここ数年のダウンジャケットのデザイントレンドはこのボリューム感との戦いになっています。「いかにしてダウンらしくないダウンを作るか」ここが各ブランドの勝負どころとなっており、またトレンドともなっています。ダウンを着たいのにダウンらしいダウンは嫌うという「アンチダウン」のムーブメントここ数年盛り上がっています

トレンドはいつだって「アンチ」から形成されてきました。細いものが流行れば太いものが流行り、ストリートファッションが流行れば今度はクラシカルなドレスファッションが流行る。昨今はユニクロなどのファストファッションによる格安シンプルウェアが流行っていたからこそ、インスタなど感度の高い層にはTシャツに大きく「バレンシアガ」とプリントしたような「ブランド名が思い切り入ったハイブランド品」が流行ってるわけですね。ファッションとは差別化の歴史であり、まさに「アンチ」の中から生まれるものなのです。

そして2000年代初頭からモンクレールやデュベティカを筆頭にしたプレミアムダウンの隆盛があり、そのアンチとして今はカナダグースなどの「ボリューム感が感じられないダウン」「普通のブルゾンのようなダウン」が流行ってきているわけです。

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そして今回のユニクロの目玉品、ハイブリッドダウンパーカもまさにそれ。パッと見た印象はほぼ普通のブルゾンです。ミリタリーアウターのようなボリューム感のないブルゾンのように見えますが、実はモコモコとしたダウンが入っており防寒性は格別。日本の冬ならほぼ全地域で対応できるでしょう。雪国生まれの私も安心です。

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ダウンを削いだ部分は「袖」!これが実に賢い!

さてではこのハイブリッドパーカ、どのようにボリューム感を下げているのか?それがまさに「ハイブリッド」にしている理由です。

ダウンの量を少なくすればボリューム感はなくなる

誰でも想像できる当たり前の発想ですね。アンチダウンを作る時にこれを考えたユニクロでしたが・・・ただしボリューム感がなくなれば当然防寒性は下がってしまう。そこで彼らはお得意の吸水発熱の高機能素材を封入しました。吸水発熱はご存知ヒートテックのテクノロジーです。人間が黙っていても出してしまう湿気、それに呼応して湿気を熱に変換する技術。ダウンより薄めの素材ですがダウンに近いほど防寒性を実現できる。これならダウンの量を減らしても日本の冬なら問題なく使える、と踏んだのでしょう。

そしてさらに注目すべきは彼らは「ダウンを削いだ部分」です。

上の説明画像を見れば理解できると思いますが、彼らは袖部分にダウンをなくし高機能素材を入れています。何故「袖」を選んだのでしょう??

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もう5年も6年も前から主張していますが、実は肩幅身幅などは案外サイズが合ってなくても気になりません

誰が流行らせたのか知りませんが、サイズを確かめるときに背中に服を当てて肩幅や身幅を見て「このサイズで問題ないですねえ」などの確認をするでしょう?・・・はっきり言ってあれ嘘です。勘違いしている販売員さんが始めにやりはじめてそこから広がってしまった悪習です。カジュアル服では肩幅も身幅も「合ってる」という観念がありません。ジャストサイズでピタリ着ればOKというものではないのです。むしろジャストサイズで着用すると重ね着がしにくかったり、トレンド感がなかったりと悪いことの方が多い。背中で合わせて正確に肩幅や身幅を見るという作業は別にしなくてもいいのです。

正確に言えば販売員さんは勘違いしています。これはフォーマルの合わせ方なのです。スーツやドレスシャツなどフォーマルウェアではジャストサイズを求められますからこの様に肩幅と身幅を正確に合わせることが第一です。誰かがそれを見て「カジュアル服でも同じだろう」と無思考で始めたのでしょう。カジュアル服とフォーマル服のサイズ選びはまったく違うものです。

ではカジュアルにおいては何が大事なのか、着崩すこともあれば思い切った重ね着なども想定されるカジュアルにおいては身幅や肩幅をぴったり合わせることは重要ではありません。それよりも必要なのは「袖」です。

袖は上半身の先端に当たる部分で実はかなり目立つ箇所。ここが太いと全体がいかに細くてもルーズな印象を与えてしまうし、逆に全体が太くても袖さえ細ければそれなりにスタイリッシュに見えるものです。

ユニクロは服作りの中でこれをちゃんと理解しています。だからこそハイブリッドダウンでは「袖のボリュームを下げた」のです
袖から思い切ってダウンを外し、高機能素材で薄手にすることでスタイリッシュに見せたのがこのアウター。洋服の基本をしっかりと捉えて、それに対して的確な素材選びを行なった極めて賢く構築的なアイテムだと思います。素晴らしい。

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着用すると確かにスッキリとスタイリッシュな印象になります。とてもダウンとは思えない。まさに今のトレンドである「アンチダウン」にぴったりなアイテムとなっています。

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見逃すと大損!! GUメンズのマストバイ

YouTubeにてGUで今から買えるマストバイ5選を動画でお届けしました。こちらではさらに詳しくコーディネート写真を交えて解説します。今年のGU、かなり良いですよ・・・。

ミラノリブクルーネックセーター(長袖)CL 1,990円

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GU ミラノリブクルーネックセーター(長袖)CL 1,990円

ミラノリブを使った長袖ニット。この手のニットは「冬のTシャツ」だと思ってください。

冬は案外インナーウェアに困るはず。もちろん寒いのでアウターが着こなしの中心となるのですが、気がつくとアウターや靴にばかり投資してしまい「あれ?インナーが春用のシャツしかねえじゃん・・・」と困ることも。私もよくあります笑。

そんな時のために。なんでも使えるTシャツライクなシンプルニットを、せめて白と黒の2色くらい持っておくと良いでしょう。まさにコレはそんな商品。

もちろんGUでなくとも良質なニットはたくさんあります。
例えばユニクロの「エクストラファインメリノウール」のシリーズ。
極上のツヤ感ある高級ニットをわずか2000~3000円程度でラインナップしている驚異的なシリーズ。「これが出たことで無地ニットが売れなくなった」なんて話も昔頻繁に聞きました。

極上素材のニットに、タートルネック・クルーネック・ポロ・Vネックなど数多くのバリエーションを用意している最強シリーズ。しかしこのメリノウールにも唯一の欠点があります。それは「寒い」こと。

残念ながらニットは美しいツヤのある極上品ほどに防寒性が失われてしまいます。何故ならばツヤとは基本は「糸を細くすること」で獲得できるもの(加工でツヤを付ける場合もありますが)。糸を細くすれば当然防寒性は失われがちメリノウールはスーツスタイルでも使えるほど極上のツヤを獲得した代償に防寒性が足りないのです。

「いや、重ね着すればいいじゃん」

と思う人もいるでしょうが、いやいや。重ね着が面倒くさいと思うのは私だけじゃないはず。シャツを入れてニットを重ねる着こなし、タートルネックを入れてニットを重ねる着こなしも確かにおしゃれで防寒性も足すことができますが・・・できればニット1枚でも防寒性がある素材が良いですよね。パッと着て成立するような「冬のTシャツ」のような…。

「ラムウールなら暖かいよ」

と思う人もいるでしょう。ユニクロで展開されているラムウール、確かにメリノウールよりも防寒性が高くふんわりしています。

ただし上述の通りですが、防寒性を追求すればその分ツヤが失われてしまいます。ラムとメリノ、ユニクロの二品番を比べてみれば分かるのですが、確かにラムはメリノに比べてツヤがなく毛羽立ちがあり高級感がありません。「安っぽい」と思う人もいるでしょう。

防寒性とツヤはこの通りトレードオフの関係担っていることも多い・・・そこで今回のミラノリブです。

ラムウールほどではないけど比較的厚手で防寒性はまずまず
メリノウールほどではないけどツヤがあり高級感もまずまず

両者の良いところをシーソーのようにバランスをとったのがこちらのアイテムです。
さらに洗濯機にぶち込んで洗うこともできガンガン使うこともできる上に、形も綺麗。色展開も豊富なので本当にTシャツのように色違いで揃えたくなります。

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高級感あるツヤはインナーだけにしておくのはもったいないくらい。今の時期一枚で着たくなるアイテムです。これで1990円は激安ですよ。メリノにもラムにも不満を感じている人に。ちょうど良いバランスです。

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