可愛いだけじゃない。ペットが命を賭け飼い主に教えてくれること

 

そして、ペットはほぼ必ず

  • 先に死んでしまいます

よね。あ、オウムとか人間より長生きなんでしたよね。んじゃ、犬猫限定ってことにしておきましょう。

で、死を間近に見られるというのが、雑多さにとってイイんじゃないかと思うんです。

大都市の生活では、日常生活の中から完全に死が排除されていますよね。それどころか、むしろ

  • 最大のタブー(▼_▼)

ですらある気がします。

毎日食べているお肉だって、モトは命だったわけで、それが食品に加工される過程で、命を失ったんです。つまり死んだんですよね。でも、スーパーに並んでいる物体からは、とてもそんなこと想像できません。そのくらい注意深く、死とか殺とかいうものは取り除かれ、隠されているんです。

ですが、当たり前のことですが、生きていればそのうち死にます。ある意味、老化は肉体の経年劣化であり、その究極の形が死なんですから、アッタリマエの自然現象というべきでしょうか。

それなのに、日常生活の中に全く死がないために、私たちは経年劣化にも死にも

  • 慣れるチャンスがない

んですよ。なので、ソレが目の前に現れるとひどく狼狽してしまうんでしょう。ま、眼が溶けるほど泣いた私が言うのもナンですが。

それが、ペットがいることで、わずかではありますが、

  • 経年劣化を見慣れ、死を見守る

ことができるんです。

ああ、大丈夫。数頭飼ったところで、慣れすぎて感覚が鈍磨するようなことはナイですから。むしろ当たり前だと思っていても、ソレを見続けるのは多少悲しかったりします。それでも、そのくらいの辛さで済むようにはなりますよ。悲しくはあるけど、泣きすぎることはないという程度に。

人生も生活も、もうちょっと雑多でもいいんじゃないでしょうか。雑多さのためにペットを飼うのはアリですよ(但し、子育てと介護世帯は除く(*゚∀゚*)

image by: Shutterstock.com

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食べるのは大好きだけど、作るのは超苦手。棚拭きとアイロンがけが何より嫌い。そんな家事オンチだった私がソレナリに家事をこなせるようになったワケ。家事全体を見渡して、最小の手間で最大のリターンを得る、具体的なシステムをお知らせするメールマガジンです。

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【著者】 真井花(まないはな) 【発行周期】 週3回(月水金)刊

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