仕事の主役は誰か。信頼されるリーダーに不可欠な「8つの要素」

 

5.建設的な考え方と発言を意識している

建設的な考え方、発言とは、どういったものだろうか。その一例として、現状よりもより良くするために考え、発言することや、ある方向に向かって前向きに考え、発言すること、多方面から物事を見て考え、発言すること、などが挙げられるでしょう。

リーダーとしては、やはり、何らかの目標などに向かって、前向きな姿勢で考え、発言することが必要でしょうね。

そして、リーダー自身の考えなどに固執することなく、周りからの考え、発言にも耳を傾けて、柔軟に考えていき、最終的に決断し、チームとして行動していく姿勢を意識することが大切でしょうね。

6.主役は部下だと考えている

リーダーである、ということは、組織、チームとして、何らかの物事に取り組んでいます。その物事がうまくいった時、うまくいかなかった時などに、リーダーとしてどのような姿勢を取るかによって、信頼度は変わってくるでしょうね。

組織、チームとして、何らかの成果を出すことができた時に、リーダーが、あたかも、自分一人で成し遂げたかのような姿勢だったとしたら、周りはどう思うでしょうか。また、物事がうまくいかなかった時に、周りに責任を押し付けるような姿勢を取ったリーダーを、周りはどのように思うでしょうか。

以前学んだこととして、リーダーとして「主語」を変えることがあります。うまくいった時には私たち、うまくいかなかった時にはを、主語にすることが、信頼されるリーダーとして大切だと言えます。

7.どの部下とも公平に接している

例えば、同じ成果が出しているのに、一方の人を評価して、もう一方の人は評価しない、というような姿勢では、リーダーとして信頼されるのは難しいでしょうね。とは言うものの、リーダーも人間であり、聖人君子ではありませんから、相性の合う人、合わない人などもいるかもしれません。

そこで、組織、チームとしては、リーダーが公平、公正に接することができるように、リーダーの属人性だけに頼らない何らかのモノサシ、基準が必要だと思います。そのモノサシ、基準には、やはり、その組織、チームの理念やビジョンなどといったあるべき姿が反映させることが大切になります。

8.部下に対する的確な承認をしている

人間の基本的欲求を階層化したマズローの欲求5段階説においても、第4階層として「承認の欲求」が挙げられています。私自身も、ある物事を苦手だと思い込んでいましたが、認められたことがきっかけとなって、その物事に前向きに取り組むことができた経験があります。また、「有難う」の一言によって、より一層やる気スイッチが入ったこともあります。

弊誌でも以前、承認について取り上げたことがありますが、承認には存在承認」「成長承認」「成果承認があります。相手の成長を促すためにも、リーダーとして、相手を承認する姿勢は大切だと言えるのでしょうね。

本号において、信頼されるリーダー像について考察しました。今回取り上げた項目以外にも、信頼されるリーダーのリーダーシップの源泉はあると思いますが、信頼を得るためにも、こういった考え、姿勢を意識して、行動していきたいですね。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 いしまるとものぶ 【発行周期】 週刊

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