弁護士が断言、目標達成は椅子取りゲームと考えれば上手くいく

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ことわざにも「一年の計は元旦にあり」とありますが、節目に目標を立てるのは大切なことです。でもせっかくなら、三日坊主に終わらせず成し遂げたいものですよね。今回の無料メルマガ『弁護士谷原誠の【仕事の流儀】』では現役弁護士の谷原誠さんが、椅子取りゲームを例に挙げ、目標達成のために吟味するべきポイントをわかりやすく解説しています。

目標達成は椅子取りゲーム

こんにちは。弁護士の谷原誠です。

椅子取りゲームをやったことがあるでしょうか?例えば、5つの椅子を置き、それを6人で取り合う、というゲームです。1人だけ、椅子に座ることができず、その人が負け、というルールです。5人であれば、全員が椅子に座ることができ、1人も脱落者を出さないことになります。

しかし、多くの人が、人生において、この椅子取りゲームのようなことをしているように思われます。

新年。年始。年頭。

今年1年の目標を立てた人も多いのではないでしょうか。ところが、1ヶ月もすると、その目標は忘れ去られてしまいます。そして、来年にまた同じ目標を立てたりします。

例えば、英語習得。例えば、ジムに通う。例えば、早起き。色々な目標を立てますが、達成できません。

先ほどの椅子取りゲームの椅子は、自分の時間です。椅子取りゲームの人は、やりたいことです。多くの人は、これまでの生活様式を変えることなしに、新しい行動を追加しようとします。それは、5つの椅子に6人を座らせようとするようなものです。

たとえば、英語習得やジム通いであれば、1日のうち、一定時間を消費します。したがって、今まで当然のように行っていた、ある行動を諦めて我慢しなければならなくなります。それは、英語の勉強やジム通いの時間と同時間です。

それは、テレビやインターネットやゲームかもしれません。日々の楽しみで1時間かけて入浴していたのを、15分にする、ということかもしれません。早起きであれば、早く寝なければならないわけですから、夜に行っていた行動を諦めて我慢しなければなりません。

いずれにしても、椅子の数に応じた人数にしなければ、続けることはできないわけです。

そのためには、目標を立てることと同じくらい大切なことは、「何を諦め、我慢するのかを決めること」ということになります。そのためにすることは、自分への質問です。

「この目標を達成するために、私は何を我慢するのか?」

そして、

「それを我慢してでも達成したい目標なのか?」
「どんな理由があっても、気分が落ち込んでも、我慢できるか?」

よく吟味することが大切でしょう。質問の仕方を学ぶには、この本を参考にしてください。

人生を変える「質問力」の教え』(WAVE出版)

今日は、ここまで。

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【著者】 谷原誠 【発行周期】 不定期

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