新型コロナウイルスの影響で、在宅する時間が増える中、家にいるだけなのに突然イライラしてくる。そんな人が増えているようです。メルマガ『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』の著者のぶ先生が、そんな突然のイライラが起こる原因と、突発的なイライラを解消する方法を教えてくれます。非常事態宣言の対象地域が全国に拡大され、不要不急の外出を自粛するよう求められる今、心に余裕がないと感じたら、試してみる価値ありです。
突発的なイライラの抑止
【突然、キレる】
自分ではいつも平穏に過ごしていたい、イライラしたくない。でも、突発的に感情的になってしまったり、すぐに怒ったりしてしまう。気持ちに余裕がなかったり、疲れているとき、こんなことが起こりやすいです。
【突発的なイライラは「恐れ」】
疲れたり、心に余裕がなかったり、常に不安にさらされているとき、心は「恐れの感情」にとらわれています。「我が身の安全確認」ということに、感情のエネルギーが猛烈に働こうとしているわけですね。
そんな「恐れの感情」は、両足を踏ん張って身構えている状態。身動きできない「両足の踏ん張り」のせいで、柔軟な思考や人への対応ができなくなっています。「両足の踏ん張り」をゆるめることで、突発的なイライラを抑止することができます。
【四股踏み】
恐れの感情により、「我が身の安全確認」をするために両足を突っ張っているわけです。そんな「両足のツッパリ」を簡単に解除するには、腰や股関節をストレッチしながら、しっかり「片足重心」になること。ゆっくり片足をあげながら、内また全体をしっかり伸ばして、四股を踏みます。
四股踏みは、ドシンッと地面を踏むイメージですが、ここでは片足立ちになって、内また全体を伸ばすだけで十分です。狭い室内でも、片足を横に開くように挙げて、片足立ちになることくらいできるのではないでしょうか。
転倒が心配なら、お尻を床につけて開脚するだけでも、イライラ予防には効果的です。屋内でジッと過ごす時間が長い人は、「うっぷんがたまって怒りの感情をあらわにする」というよりは、足腰がこわばり心身のゆとりがなくなることで、「恐れの感情」がうっ滞して「突発的なイライラ」が発症しやすいです。
「うっかりキレやすいなぁ」と感じたら、四股踏み、試してみてください。良い気分の転換になります。
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