オフィス街から住宅街へ。変わる飲食店出店戦略
飲食等に関しては、まず1つ言えるのが人の流れが変わる可能性があるということです。たとえば、今はオフィス街や歓楽街などに広がっている飲食店ですが、これからは住宅街にも出店していくかもしれません。
というのも、コロナで在宅ワークが増えたことで家の近くでランチを食べようという人たちが出てくるからです。オフィス街の利用客がいなくなるということはないにしても、ターゲットを変えて街を1つの商圏として狙っているような場合は、出店エリアについてこれまでとは違った人の流れになるかもしれないということをよく考えておく必要があります。
今、飲食関係で注目を集めているのがUber Eatsとか出前館などをはじめとするデリバリーです。持ち帰りも含めれば、マクドナルドは既存店売上高で更新し続け、KFCにおいても同様に伸びています。ちなみに、外出自粛要請が出された日、都内の飲食店の予約キャンセル率は41%にもなりました。
想像ですけど、これからは味も料金も見た目も「中途半端な店」がなくなってくるんじゃないかと考えます。価格はそこそこ安いし、味もそこそこいいんだけど、サービスも別に悪くないんだけどっていうお店が各地にありますよね。今までは、人がたくさんいたから人もある程度確保できていたと思います。これからは、中途半端だったら、出前館とかで頼んで自宅に持ってきてもらったほうが合理的だよねというふうに普通は考えるんじゃないですかね。
リアル対面の前にオンライン面談。変わる男女の出会い方
飲み会については、僕もいろいろ想像してるんですけど、1番初めに会う時は「ズームやオンラインなどにしませんか」と言う話が出てくるでしょうね。お金もかからないし、場所の移動もない。これを言うとちょっと怒られるかもしれないけど、女性は安全ですよね。持ち帰られる不安がないという(笑)。
これから先は、気になる相手がいたら直接会う前に、「1時間位ズームでお話ししませんか」など、オンライン上で個別に会って話してみて、それでよさそうだったら実際に2人で会うという流れになるんじゃないでしょうか。そう考えると、「Zoom飲み会」などは引き続きあるのでしょうし、逆に「Zoom飲み会」から「個別で会いませんか」というふうに個別にアポイントメントを取るケースも増えてくるんじゃないでしょうか。
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