今も昔も子供たちにとってお正月の楽しみといえば、「お年玉」ではないでしょうか。彼らにとって大金でもあるその使い道が気になるところでもありますが、この時期は人生において重要な「お金の使い方」を学習するまたとない機会でもあります。今回の無料メルマガ『子どもが育つ“父親術”』では、お年玉の使い道を決める上でのひとつの指標となる、「使途別支出比率を決める」という考え方が紹介されています。
お年玉 – 使い道
お金の使い道ということで、一つの指標になるのは、使途別支出比率を決めるというのがあります。
これは、昨年の正月にもお送りした記事でも触れた内容で、お金を使うに当たり自分の好きなモノ・コトばかりに使うのではなく、バランスよく色々な用途に使うというのはどうでしょうというものです。
これを、子どもと事前に決めておくことで都度判断することなく、スムーズに進められるかと思います。
幾つか具体的な事例を見ますと、
事例1:黒澤さんの場合(先のメルマガより)
好きに使う:将来のために残す:寄付=1:1:0.5
の比率にすることにしました。これは、私自身の支出比率目標(生活費30%、貯蓄(事業資金兼用)20%、自己投資10%、寄付10%、好きに使う10%、予備10%…まだ完全には実現できていませんが)を参考に、子ども版にアレンジしたもの。
事例2:わたなべ家の場合(先のメルマガより)
好きに使う:将来のために残す:寄付=3:7:0.1
厳密に決まっている訳ではないですが今のところ、感覚的にこんな配分でやってます。
事例3:朝日こども新聞より
(一部抜粋)
1つは、ほしい物や必要な物を買う用。2つ目は貯金用。3つ目は将来の夢のために使う「投資」用、そして募金用です。お年玉も、一部は寄付します。
それぞれの家庭のスタンスや、年齢、頂くお年玉の総量にもよるかと思いますので、色々な例を参考に、ご家庭でマッチする方法を選んでみては如何でしょうか?
1点お詫びなのですが、
● ルールは「お年玉のシーズン」ではなく「事前に」決めておいた方が良い
でしょう。お金を目の前にしてからだとすれ違いもおきやすいですね。
配信が遅れてしまって申し訳ありませんが、お年玉という子ども達にとって、普段手にしない大金を手にするチャンスなのでお金について、話合う良い機会になれば幸いです。
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