激怒のバッハ会長「東京五輪に中国製ワクチン」で尽きた菅首相の命運

 

このため、本当は、5月までコロナ流行を抑える必要があり、変異種もあり、流行すると抑えることが難しくなるために、尾身会長も5月まで、緊急事態宣言を延長するしかないと述べている。しかし、問題がある。

それは、5月まで緊急事態を延長すると旅行業と外食企業の苦難が続き、ワタミもサイゼリアの社長も、このままでは飲食業は存続が難しいと述べている。

私も新橋に用事で出かけて、昼、すし店に入ったが、多くの人が複数人で寿司を食べて、マスクもしないで談話をしている。これでは感染が広がりかねないなと思った。

このため、ランチ外食も自粛してほしいとなると、これは外食産業は、やっていけないことになる。私自身、旅行も出かけていないので旅行業界も危ない。この2つの業界が大変なことになる。

外食産業の市場規模は28兆円、国内旅行の市場規模は10兆円の38兆円の半分以上は東京圏にあるので、半分がなくなる危機になっている。JTBなどは資本金1億円まで縮小して、存続を図るようであるが、ホテル業界なども大変なことになっている。

この両業界を助けるために、緊急事態宣言を延長できない。5月にはワクチンが入ると政府は見て、解除するようだ。コロナで衰退した産業を復活させるには、緊急事態宣言を早期に止めて、正常化させるしかないのだ。GoToトラベルも再開するのであろう。

コロナ再流行と飲食・旅行業界の維持とのバランスが必要になっている。ワクチンが期待できる5月までコロナ再流行が起きないことを願うしかないようだ。

東京五輪を開くのも開かないのも、世界的な対立の影響までかかわり、どちらも多くの問題を抱えているようだ。

さあ、どうなりますか?

image by: 首相官邸

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