幸せの価値観は人それぞれですが、幸せと感じられるかどうかは身近な人の言動が大きく影響しているのではないでしょうか。子どもにとっては家族がどう接するかが大きな比重を占めるのは間違いないこと。今回のメルマガ『子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育』では、著者の柳川由紀さんが、どんな言動が人に幸せを感じさせられるのか、意識したい3つの秘訣をレクチャーしています。
自分は人を幸せにしている?
1.ありのままを受け入れる人
相手のありのままを、そのまま受け入れることができる人は、周りの人を幸せにすることができる人です。例えば、集中することが苦手で、よく失敗してしまう人がいたとします。すると、周りからは、
「もっと集中しないと…」
「失敗するのは身が入っていないから」
「気持ちを入れ替えなきゃ」
などと、「本人のためを考えて」本人が変わるように求めるられることがあります。
これは、本人にはとても辛いことです。自分は変わりたいのに変われなくて困っている、という気持ちを抱いているのですから…。「…それでいいよ」と認めてくれる人がいたら、どんなに救われることか!「集中することが苦手」とは、言い換えればあらゆることに興味を持てるという強みになります。
本人が抱える辛さを理解し、それを受け入れられる人は、人を幸せにできるのです。子供の目、子供の耳は、何のバイアスもかかっていません。親の入れ知恵で、「ありのまま」が見えなくなるのです。バイアスを掛けずに、ありのままを見られるよう子供を受容し、ありのままを受け入れる子供を育てましょう。
2.繋がりを意識できる人
例えば、あなたがお茶を飲むとしましょう。(静岡茶は日本一美味しいですよ!:余談)その場合、お茶を淹れた人、お茶の葉を宅配した人、お茶を加工した人、お茶を育てた農家の人…などたくさんの人の結びつきがあります。
誰か一人欠けたら、お茶を飲むことはできません。一人一人がきちんと仕事をすることが、巡り巡って、人を幸せにするのです。あなたと繋がっている人は誰ですか?あなたは繋がっている人を幸せにしていますか?
3.相手の話を一生懸命聴く人
人を幸せにできる人は、自分中心ではなく、自分も相手も尊重できる人です。人が好意を示すのは、自分を尊重してくれた人だからです。一緒にいて心地良いと感じる人は、大抵「聴き上手」と言われる人です。自分の気持ちに寄り添ってくれて、共感してくれると不平や不満、不安に思っていることが、軽減される場合があります。
相手の話をシッカリ傾聴することは相手を幸せにすることに繋がります。人の話は、よーく聴きましょう、と教わりませんでしたか?是非、人を幸せにするためにも相手の話をよーく聴きましょう。
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